『海外新話』の視覚 ーその挿図と五雲亭貞秀
Hypothesis on the Attribution to the Figures in the Japanese Illustrated Book ‟Kaigai-Shinwa”, which Tells and Shows the Opium War, Especially on the Possibility of Participation of Gountei Sadahide, the Leading Ukiyoe Painter in the Mid 19th Century’s Japan

塚原 晃 ( Tsukahara Akira )
アヘン戦争を題材として嘉永2年 (1849) 開鐫、おそくともその12月に官許を受けぬまま出版し、絶版処分とななった読本、嶺田楓江著『海外新話』は、幕末期の日本人の国際感覚を一変させた書物として知られる。アヘン戦争を取り上げた日本人による著作はそれ以前にもいくつかあるが、本書が広く受け入れたれた理由は、その著述内容もさることながら、ここに掲載された挿図の表現力によるところも大きかったと思われる。しかしこれらの挿図を描き寄せた絵師の名前は本書には明記されておらず、アヘン戦争のイメージをどのように習得したかも全く明らかになっていない。本稿は、今後の解明を期すための道標として、現在知りうる事実の整理を行うものである。
塚原晃 2011「『海外新話』の視覚 ーその挿図と五雲亭貞秀」 『神戸市立博物館研究紀要』 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/article/19939
NAID :
都道府県 :
時代 江戸
文化財種別 絵画 有形文化財
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別 美術史
テーマ 文化系統
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総覧登録日 : 2021-11-22
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