論文 『日本書紀』神功紀の再検討
A reexamination of the Chronicle of Jingu in the Chronicles of Japan

新納 泉 ( NIIRO Izumi )
『日本書紀』神功紀の紀年を再検討するため,書紀そのものの内容に即した客観的な読解を試みた。神功紀は,明治時代以降,日清,日露,および太平洋戦争の過程で,解釈の歪みが拡大していった。戦後になって,その解釈は一変し,朝鮮半島南部への軍事侵攻という記事は,編者らの造作として否定された。しかし,さまざまな解釈の歪みを正すならば,百済の求めに応じて倭が軍事支援を行ったという理解の可能性があると考えた。また,その軍事支援の記事こそ,『日本書紀』の紀年における年代の定点となることや,七支刀が軍事支援に対する褒賞としてもたらされたこと,神功皇后と卑弥呼が同一視されていたわけではないことなどを指摘した。
新納泉 2023「論文 『日本書紀』神功紀の再検討」 『考古学研究』 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/article/127580
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時代 古墳
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別 考古学
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総覧登録日 : 2025-08-03
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