論文 弥生時代後期から終末期における収穫具の変遷―西日本を対象として―
Changes in harvesting tools from the Late to Terminal Yayoi period: A case study of western Japan

松尾 樹志郎 ( MATSUO Mikishirō )
本稿は弥生時代後期から終末期における収穫具について器種の変遷と収穫技術という観点から論じたものである。弥生時代後期には鉄鎌,摘鎌といった鉄製収穫具が出現するが,石庖丁や木庖丁の利用も継続し石器から鉄器への移行が単純ではないことが指摘されてきた。しかし器種の変遷や収穫技術の具体的な様相についての広域的な検討は不十分であった。本稿では器種ごとの消長と,地域・遺跡レベルでの器種構成を検討し,その結果,収穫技術自体は基本的に維持される一方で,各地域での石材・鉄素材の入手難易度の差異に起因して器種構成に複雑な地域差が生じていることを指摘した。
松尾樹志郎 2023「論文 弥生時代後期から終末期における収穫具の変遷―西日本を対象として―」 『考古学研究』 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/article/127572
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都道府県 :
時代 弥生
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別 考古学
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総覧登録日 : 2025-08-02
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