富士市内出土の中世陶磁器の様相
池谷 初恵
本稿では、中世陶磁器のデータ、出土傾向などを提示し、富士市内の遺跡の消長、分布を整理した。今回は旧東海道沿い・伝法地区・旧富士川町に所在する遺跡の調査を行った。市内のもうひとつの重要な街道である愛鷹山麓沿いの「根方街道」周辺の遺跡については未調査である。今後、同様の視点で調査・分析を行い、富士市内全体の中世の動向を総括的に検討する必要がある。
池谷初恵 2019「富士市内出土の中世陶磁器の様相」 『富士市内遺跡発掘調査報告書』富士市埋蔵文化財調査報告
https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/article/127037
