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東京都狛江市 田中・寺前遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/77918
For Citation 加藤建設株式会社埋蔵文化財部 2005 『東京都狛江市 田中・寺前遺跡』城西商事株式会社
加藤建設株式会社埋蔵文化財部 2005 『東京都狛江市 田中・寺前遺跡』
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File
Title 東京都狛江市 田中・寺前遺跡
Participation-organizations 狛江市 - 東京都
Alternative とうきょうとこまえし たなかてらまえいせき
Subtitle 第3次発掘調査報告書
Volume
Series
Series Number
Author
Editorial Organization
加藤建設株式会社埋蔵文化財部
Publisher
城西商事株式会社
Publish Date 20050729
Publisher ID 13219
ZIP CODE 1830045
TEL 0423631623
Aaddress 東京都府中市美好町1-1-2
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
共同刊行: 加藤建設.
Articles
Site
Site Name 田中・寺前遺跡 第9地点
Site Name Transcription たなかてらまえいせき
Order in book
Address 東京都狛江市元和泉二丁目2177番他
Address Transcription とうきょうとこまえしもといずみ
City Code 13219
Site Number 40
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 353753.5
East Longitude (WGS) 1393422
Dd X Y 35.631527 139.572777
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20041129-20050115
Research Space
400
Research Causes 宅地造成工事
OverView
Site Type
散布地
Main Age
縄文
Main Features
集石土坑1基
土坑1基
ピット4基
Main Foundings
縄文土器
石器
Remark
Site Type
集落
Main Age
古墳
奈良
平安
Main Features
竪穴住居跡8軒
焼土土坑5基
Main Foundings
土師器
須恵器
灰釉陶器
土師質土器
焼成粘土塊
Remark  カマドを有する竪穴住居跡には棚状施設、竪穴外柱などの付帯施設が検出された。竪穴住居跡や焼土土坑からは、墨書土器が出土した。
Site Type
Main Age
中世(細分不明)
江戸
Main Features
掘立柱建物跡1棟
柵列3条
溝状遺構3条
集石遺構1基
井戸跡2基
土坑4基
Main Foundings
板碑
中世陶器
近世陶器
銭貨
Remark
Abstract  本調査地は、周知の遺跡である田中・寺前遺跡の範囲に属し、東京都狛江市元和泉二丁目2177番他に位置する。
 地形的には武蔵野台地下位面である立川段丘上に立地する。本調査は宅地造成工事における、造成地内の道路予定地を対象として実施された事前緊急調査である。
 調査の結果、縄文時代、古墳時代後期~平安時代、中・近世以降にわたる遺構・遺物を発見した。
 縄文時代の遺構は、集石土坑、土坑、ピットが検出された。遺物包含層からは中期の勝坂式を中心とした土器片と、打製石斧、石錘などの石器が出土した。
 古墳時代後期から平安時代の遺構は竪穴住居跡、焼土土坑が検出された。竪穴住居跡には、棚状施設や、竪穴外柱などの付帯施設が検出されている。焼土土坑は形状などから土器焼成遺構や、ロクロピットの可能性が考えられる。特徴的な遺物として、墨書土器が出土した。集落の存続期間は、7世紀第2~3四半期から10世紀にわたり断続的に営まれたものと推定されるが、その中心となる時期は9世紀第2~3四半期と推定される。
 中・近世以降の遺構は、掘立柱建物跡、柵列、溝状遺構、井戸跡、土坑が検出された。この他に特殊な遺構として、銭貨や骨片などが出土する集石遺構が検出された。これら中・近世以降の遺構からは、板碑や、常滑産の中世陶器などのほか、志野皿など近世初頭の陶器が出土している。

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