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海上1・海上2・大久保遺跡発掘調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/25061
For Citation 岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター 1985 『岩手県文化振興事業団埋蔵文化財調査報告書90:海上1・海上2・大久保遺跡発掘調査報告書』岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター
岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター 1985 『海上1・海上2・大久保遺跡発掘調査報告書』岩手県文化振興事業団埋蔵文化財調査報告書90
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File
Title 海上1・海上2・大久保遺跡発掘調査報告書
Participation-organizations (公財)岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター - 岩手県
Alternative かいしょう1・かいしょう2・おおくぼいせきはっくつちょうさほうこくしょ
Subtitle 東北縦貫自動車道関連遺跡発掘調査
Volume
Series 岩手県文化振興事業団埋蔵文化財調査報告書
Series Number 90
Author
Editorial Organization
岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター
Publisher
岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター
Publish Date 19851031
Publisher ID
ZIP CODE 020-0853
TEL 019-638-9001
Aaddress 岩手県盛岡市下飯岡11地割185番地
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 海上1遺跡
Site Name Transcription かいしょう1いせき
Order in book
Address 岩手県二戸郡浄法寺町大字駒ヶ嶺字海上45-2ほか
Address Transcription いわてけんにのへぐんじょうぼうじまちおおあざこまがみねあざかいしょう45-2ほか
City Code 03521
Site Number JE36-2282
North Latitude (JGD) 400944
East Longitude (JGD) 1410751
North Latitude (WGS)
East Longitude (WGS)
Dd X Y 40.165 141.1273
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
19840817-19841031
Research Space
5020
Research Causes 東北縦貫自動車道八戸線建設事業に伴う緊急発掘調査
OverView
Site Type
散布地
Main Age
縄文
Main Features
Main Foundings
縄文土器(後期)
Remark
Site Type
集落
Main Age
平安
Main Features
竪穴住居2
Main Foundings
土師器
Remark
Site Type
Main Age
近世(細分不明)
Main Features
炭窯1
Main Foundings
Remark
Site Type
その他
Main Age
不明
Main Features
土坑3、陥し穴状遺構10
Main Foundings
Remark
Site Name 海上2遺跡
Site Name Transcription かいしょう2いせき
Order in book
Address 岩手県二戸郡浄法寺町大字駒ヶ嶺字海上38-1ほか
Address Transcription いわてけんにのへぐんじょうぼうじまちおおあざこまがみねあざかいしょう38-1ほか
City Code 03521
Site Number JE46-0201
North Latitude (JGD) 400946
East Longitude (JGD) 1410756
North Latitude (WGS)
East Longitude (WGS)
Dd X Y 40.1655 141.1287
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
19840720-19841031
Research Space
6408
Research Causes 東北縦貫自動車道八戸線建設事業に伴う緊急発掘調査
OverView
Site Type
集落
Main Age
縄文
Main Features
竪穴住居(後期末)1
Main Foundings
縄文土器(中〜晩期)
Remark
Site Type
散布地
Main Age
弥生
Main Features
Main Foundings
弥生土器(中期)
Remark
Site Type
Main Age
不明
Main Features
土坑類17
陥し穴状遺構11
Main Foundings
Remark
Site Name 大久保1遺跡
Site Name Transcription おおくぼ1いせき
Order in book
Address 岩手県二戸郡浄法寺町大字御山字大久保44-3ほか
Address Transcription いわてけんにのへぐんじょうぼうじまちおおあざおんやまあざおおくぼ44-3ほか
City Code 03521
Site Number JE37-1015
North Latitude (JGD) 401053
East Longitude (JGD) 1410954
North Latitude (WGS)
East Longitude (WGS)
Dd X Y 40.1842 141.1615
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
19840420-19840719
Research Space
6110
Research Causes 東北縦貫自動車道八戸線建設事業に伴う緊急発掘調査
OverView
Site Type
集落
Main Age
縄文
Main Features
竪穴住居1
Main Foundings
縄文土器
石器
Remark
Site Type
集落
Main Age
平安
Main Features
竪穴住居4
土坑2
Main Foundings
土師器甕(砂底)
Remark
Abstract [海上1遺跡 要約]
遺跡は、七時雨山の北側山麓丘陵の北縁末端に立地する。沢を挟んで海上2遺跡と隣接している。標高は235〜264mで現況は畑地である。時期が判断できる遺構は平安時代の竪穴住居2棟で10世紀前半と推定される。他に東側調査区には土坑3基、陥し穴状遺構10基が検出されている。土坑はいずれも埋土中に十和田a火山灰が認められる。陥し穴状遺構は開口部がほぼ南北に軸をもつ小判形で、底部は長方形である。陥し穴状遺構も1基を除いて十和田a火山灰が埋土中にレンズ状に堆積している。さらに8基は苫小牧火山灰が堆積する。炭窯は形状や占地から近世と判断された。遺物の分布から西側調査区に縄文時代や平安時代の集落が存在していたと考えられ、その中心は調査区外の南側斜面上方にあると思われる。調査区外北側の段丘崖付近には縄文時代の住居跡の存在も考えられる。 
[海上2遺跡 要約]
遺跡は、七時雨山の北側山麓丘陵の北縁末端に立地する。沢を挟んで海上1遺跡と隣接している。標高は236〜248mで現況は畑地である。時期が判断できる遺構は縄文時代後期末の竪穴住居1棟である。他に土坑17基、陥し穴状遺構11基が検出されている。土坑のうち4基はフラスコ形である。残りの7基は開口部径2mを超えるもので性格不明であるが、十和田a火山灰が埋土中に含まれることから平安時代以前に使用されたと考えられる。陥し穴状遺構は開口部が長楕円形で、底部は隅丸方形が多い。開口部長の平均は230cm、深さの平均は120cmである。埋土の堆積状況いずれもよく似ており、自然堆積で、上層に黒色土、次に灰白色火山灰(十和田a)などとなっている。また、一部に苫小牧火山灰を含む。こうした状況から11基の陥し穴状遺構は同一時期に並んで作られたと考えられる。遺物は縄文中期末〜後期末晩期初頭、弥生時代中期の土器が出土している。 
[大久保1遺跡 要約]
遺跡は、安比川右岸に形成された中位の砂礫段丘状に立地する。調査区はこの段丘の北西向きの緩斜面である。標高は237〜246mである。縄文時代の竪穴住居跡が1棟検出されているが、土器細片が数点出土したのみで時期は不明である。床面中央に石囲炉がある。平安時代の竪穴住居跡は4棟検出されている。出土した土師器甕はロクロ不使用で口縁部は短く外反し胴部が幾分膨らむ。 

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