田谷町堀ノ内遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/143016
引用表記 公益財団法人かながわ考古学財団 2022 『かながわ考古学財団調査報告327:田谷町堀ノ内遺跡』公益財団法人かながわ考古学財団
公益財団法人かながわ考古学財団 2022 『田谷町堀ノ内遺跡』かながわ考古学財団調査報告327
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ファイル
書名 田谷町堀ノ内遺跡
発行(管理)機関 (公財)かながわ考古学財団 - 神奈川県
書名かな たやちょう ほりのうち いせき
副書名 高速横浜環状南線建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査
巻次
シリーズ名 かながわ考古学財団調査報告
シリーズ番号 327
編著者名
編集機関
公益財団法人かながわ考古学財団
発行機関
公益財団法人かながわ考古学財団
発行年月日 20220315
作成機関ID
郵便番号 2320033
電話番号 0452528689
住所 神奈川県横浜市南区中村町3-191-1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 田谷町堀ノ内遺跡
遺跡名かな たやちょうほりのうちいせき
本内順位
遺跡所在地 神奈川県横浜市栄区田谷町1832外
所在地ふりがな かながわけんよこはましさかえくたやちょう1832ほか
市町村コード 14115
遺跡番号 112
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 352218
東経(世界測地系)度分秒 1393114
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.371666 139.520555
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20190401-20190815
調査面積(㎡)
580
調査原因 道路建設
遺跡概要
種別
集落
時代
近世(細分不明)
主な遺構
溝状遺構1
段切り2
主な遺物
磁器
陶器
銅製品
特記事項 肥前磁器が出土
種別
集落
時代
中世(細分不明)
主な遺構
溝状遺構3
段切り1
焼土跡1
土坑1
主な遺物
陶器
石製品
銭貨
特記事項 瀬戸産陶器が出土
種別
集落
時代
奈良
平安
主な遺構
焼土跡1
土坑2
ピット16
主な遺物
土師器
須恵器
灰釉陶器
特記事項
種別
集落
時代
古墳
主な遺構
主な遺物
土師器
特記事項 古墳時代後期
種別
集落
時代
弥生
古墳
主な遺構
竪穴住居跡2
土坑2
主な遺物
土器
特記事項 横浜市南端で弥生時代後期集落が発見 中・後期の土器が出土
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
主な遺物
土器
石器
特記事項 早期~後期の土器が出土。
種別
集落
時代
旧石器
主な遺構
主な遺物
石器
特記事項 ナイフ形石器が出土。
要約  田谷町堀ノ内遺跡は、柏尾川支流の関谷川における多摩丘陵南東部の平坦地から斜面にかけて立地する。弥生時代~近世の各時代の遺構や遺物が発見された他、縄文時代と旧石器時代の遺物が確認された。
 中世・近世では段切りや溝状遺構が検出され、本遺跡の斜面地に対する同種の土地造成のあり方が確認された。
 奈良・平安時代ではピットがまとまって検出され、後世の削平で消失した範囲にも同種の遺構の分布する可能性が示唆された。
 弥生時代では後期の竪穴住居跡が発見されたことで、本遺跡周辺に展開していた当該期集落跡の一端が明らかにされた。
 本遺跡の弥生時代後期まで遡る集落は、これまで不明であった横浜市南端における地域的・文化的形成のあり方を解明する上での極めて貴重な成果となった。

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