唐津城跡本丸4

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/142947
引用表記 唐津市教育委員会 2023 『唐津市文化財調査報告書191:唐津城跡本丸4』唐津市教育委員会
唐津市教育委員会 2023 『唐津城跡本丸4』唐津市文化財調査報告書191
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ファイル
書名 唐津城跡本丸4
発行(管理)機関 唐津市 - 佐賀県
書名かな からつじょうあとほんまる4
副書名 唐津城石垣再築整備事業報告書5(9~15面調査区)
巻次
シリーズ名 唐津市文化財調査報告書
シリーズ番号 191
編著者名
編集機関
唐津市教育委員会
発行機関
唐津市教育委員会
発行年月日 20230331
作成機関ID 41202
郵便番号 8470013
電話番号 0955729171
住所 佐賀県唐津市南城内1番1号 大手口センタービル6階
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 唐津城跡
遺跡名かな からつじょうあと
本内順位
遺跡所在地 佐賀県唐津市東城内
所在地ふりがな さがけんからつしひがしじょうない
市町村コード 41202
遺跡番号 0724
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 332712
東経(世界測地系)度分秒 1295843
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.453333 129.978611
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20150603-20191114
調査面積(㎡)
907
調査原因 唐津城石垣再築整備事業
遺跡概要
種別
集落
城館
その他の生産遺跡
時代
近世(細分不明)
主な遺構
櫓台
石塁
石段
控柱跡
石垣
瓦堆積層
つる植物の根系
石列
栗石層
陥没孔
硬化面
地業根切り
石組溝
主な遺物
陶器
磁器
瓦質土器
土師器
土器
土製品
石製品
金属製品
特記事項 唐津城跡本丸南東にあたる本丸大手門周辺で実施した石垣解体修復に伴う文化財調査
要約 唐津城跡は、唐津平野の北端、唐津湾に臨む満島山を本丸とし、そこから南西に広がる砂丘上に二ノ丸・三ノ丸を配置し、三ノ丸を囲むように城下町が広がっている。唐津藩では、初代藩主寺沢氏が改易となり断絶したため、唐津城築城期の文献資料が残されていない。さらに、唐津城跡では石垣解体と連携した発掘調査を行った実績に乏しく、唐津城築城期の状況は不明な点が多い。 文化財調査対象区域となる本丸南東部では、本丸大手門を構成する各遺構を検出した。本丸南側の9面調査区(9・9R面石垣)では、櫓門形式となる大手門の西側櫓台を検出し、これより西側には天守台へ延びる石塁や、土塀に伴う控柱跡を検出した。また、大手通路内では、櫓門の礎石を検出したことにより、櫓門全体の平面形状が明らかになった。 本丸南東の13面調査区では、埋没した15面裏南端旧石垣やその遺構面(硬化面)を検出し、唐津城最古段階の具体的な状況が明らかになった。また、石垣普請時の作業道を検出し、その具体的な工程も明らかになった。さらに14面埋没石垣を新たに検出し、本来の本丸塁線形状が把握されることとなった。 9面石垣裏では、つる植物の根系が広く根を伸ばし、石垣内部の目詰まり等を助長した状況を確認した。石垣面に繁茂するつる植物が、石垣内部に侵入して甚大なダメージを与えた状況を確認した事例はなく、全国初の事例である。 今回の調査は、江戸時代における唐津城の様子だけでなく、これまで全く知られていなかった唐津城築城期や石垣普請時の具体的な状況が窺えたとともに、唐津藩における、石垣構築技術や石垣普請の状況を詳細に確認した点で、非常に重要な調査となった。

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