津守廃寺発掘調査報告
| URL | https://sitereports.nabunken.go.jp/141765 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| DOI 二次元コード |
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| DOI | http://doi.org/10.24484/sitereports.141765 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 引用表記 | 一般財団法人大阪市文化財協会 2023 『津守廃寺発掘調査報告』一般財団法人大阪市文化財協会 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 一般財団法人大阪市文化財協会 2023 『津守廃寺発掘調査報告』 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 書名 | 津守廃寺発掘調査報告 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 発行(管理)機関 | (一財)大阪市文化財協会 - 大阪府 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 書名かな | つもりはいじ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 副書名 | 住吉区墨江二丁目(大阪市立墨江小学校)における建設工事に伴う発掘調査報告書 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 巻次 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| シリーズ名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| シリーズ番号 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 編著者名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 編集機関 |
一般財団法人大阪市文化財協会
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| 発行機関 |
一般財団法人大阪市文化財協会
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| 発行年月日 | 20230331 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 作成機関ID | 27100 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 郵便番号 | 5400006 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 電話番号 | 0669436833 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 住所 | 大阪府大阪市中央区法円坂1-6-41 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 報告書種別 |
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
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| 資料タイプ | Research Paper | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 発掘調査報告 | 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 所蔵大学(NCID) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| JP番号 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 他の電子リソース |
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| 備考 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 所収論文 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 所収遺跡 |
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| 要約 | 住吉を拠点とした有力氏族津守氏との関係が注目される津守廃寺における初めての発掘調査である。1940年に近隣で採集された資料に白鳳期や中世の瓦が含まれたことから遺跡は津守廃寺と呼称されている。一方で、当地を含む大阪市立墨江小学校の敷地の一部は明治元年に廃寺となった津守寺の寺域であったが、その創建年代はよくわかっておらず、古代・中世の寺院関連逍物との関係については、今後の調査の進展を待つ必要がある。 しかしながら、今同の調査で見つかった中世の遺構は一部に石組を設けた大型の溝をはじめとする一般の集落とは異なるもので、輸入陶磁器に加えて多贔の中世瓦が出上したことは、西隣の津守氏の居館跡と推測されている住吉行宮跡の遺構・遺物の様相とも異なる性格を示すものである。今回の調査で見つかった遺構には建物が無く、堂宇伽藍の配置や変遷については今のところ不明であるが、当地が寺院に属する可能性は高いと考えられる。 中世の逍構は16世紀後葉の整地によって埋められ、当地はいったん平坦化され、豊臣期~徳川初期の遺構で検出されたものは少ない。その後、17世紀前葉以降になると整地を繰り返しながら作土層が形成され、当地の一部は耕作地に利用されたと考えられる。検出された大型の溝と平行する通路状の高まりは中世と同じ位置を踏襲しており、周囲を含めた土地の利用区分に連続性が想定される。 津守寺には延喜元(901)年創建との伝承もあり、こうした点からも同寺が室町期以前に遡って存在していた蓋然性が高まったと考えられよう。 |
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