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一般国道289号関連遺跡発掘調査報告

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/115157
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.115157
引用表記 福島県文化振興財団遺跡調査部 2021 『福島県文化財調査報告書540:一般国道289号関連遺跡発掘調査報告』福島県教育委員会他
福島県文化振興財団遺跡調査部 2021 『一般国道289号関連遺跡発掘調査報告』福島県文化財調査報告書540
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書名 一般国道289号関連遺跡発掘調査報告
発行(管理)機関 福島県教育委員会 - 福島県
有償頒布・配布ページ https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/70017a/
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
書名かな いっぱんこくどう289ごうかんれんいせきはっくつちょうさほうこく
副書名 姿平西製鉄遺跡・姿平西A遺跡
巻次 1
シリーズ名 福島県文化財調査報告書
シリーズ番号 540
編著者名
編集機関
福島県文化振興財団遺跡調査部
発行機関
福島県教育委員会
福島県文化振興財団
福島県土木部
発行年月日 20211222
作成機関ID
郵便番号 960‐8688
電話番号 024‐521‐7787
住所 福島県福島市杉妻町2-16
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 姿平西製鉄遺跡
遺跡名かな すがたひらにしせいてついせき
本内順位
遺跡所在地 福島県東白川郡鮫川村大字渡瀬字青生野
所在地ふりがな ふくしまけんひがししらかわぐんさめがわむらおおあざわたらせあざあおうの
市町村コード 07484
遺跡番号 0089
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 365919
東経(世界測地系)度分秒 1403204
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.988611 140.534444
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20190408-20190731
調査面積(㎡)
470
調査原因 道路(一般国道289号渡瀬バイパス)建設に伴う記録保存調査
遺跡概要
種別
製鉄
時代
縄文
中世(細分不明)
近代(細分不明)
主な遺構
木炭窯跡
製鉄遺構
沢の整地範囲
遺物包含層
主な遺物
特記事項
遺跡名 姿平西A遺跡
遺跡名かな すがたひらにしえーいせき
本内順位
遺跡所在地 福島県東白川郡鮫川村大字渡瀬字青生野
所在地ふりがな ふくしまけんひがししらかわぐんさめがわむらおおあざわたらせあざあおうの
市町村コード 07484
遺跡番号 0105
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 365915
東経(世界測地系)度分秒 1403218
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.9875 140.538333
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20190614-20190626
調査面積(㎡)
200
調査原因 道路(一般国道289号渡瀬バイパス)建設に伴う記録保存調査
遺跡概要
種別
製鉄
時代
中世(細分不明)
主な遺構
土器
鉄滓
羽口
炉壁
主な遺物
特記事項
要約 [姿平西製鉄遺跡]
鮫川村の南部を流れる渡瀬川支流に面した丘陵の南向き斜面に位置している。今回の調査では、縄文時代の遺物包含層、中世の製鉄遺構群、近代の木炭窯跡が確認された。縄文時代の遺物包含層は、丘陵斜面の裾部に形成されており、縄文時代早~中期の土器片が約200点出土した。中世の製鉄遺構は3基確認され、それに伴い沢地を整地した痕跡も確認された。大部分が林道によって破壊されており詳細な構造については不明な点が多いが、重複関係からは1号→3号→2号の順に構築されたことが確認された。製鉄関連遺物は9t出土しており、簀巻き圧痕が認められる羽口や「鉄製雛形」と呼ばれる鉄製品などが出土している。出土した木炭の化学分析によれば1号製鉄遺構は11~12世紀頃、3号製鉄遺構は13世紀末~14世紀頃に相当するデータが得られている。近代の木炭窯跡は丘陵斜面を削って造成した平場につくられていた。
[姿平A遺跡]
姿平西製鉄遺跡から300mほど東側の地点において、新たに確認・登録された遺跡である。今回の調査では、製鉄炉の基礎構造とみられる石組み部と、廃滓場からなる製鉄遺構1基を調査した。製鉄関連遺物はサンプルとして約5tを計量したが、調査範囲で約30~40tの鉄滓が堆積していたものとみられる。簀巻き圧痕が認められる羽口などが出土している。出土した木炭の化学分析によれば13世紀に相当するデータが得られており、姿平西製鉄遺跡の1・3号製鉄遺構の間に操業していた可能性が考えられ、この周辺では11~12世紀以降継続的に製鉄が行われていたことが明らかとなった。

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