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朝来市 喜多垣遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/19277
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.19277
引用表記 公益財団法人兵庫県まちづくり技術センター埋蔵文化財調査部 2014 『兵庫県文化財調査報告464:朝来市 喜多垣遺跡』兵庫県教育委員会
公益財団法人兵庫県まちづくり技術センター埋蔵文化財調査部 2014 『朝来市 喜多垣遺跡』兵庫県文化財調査報告464
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ファイル
書名 朝来市 喜多垣遺跡
発行(管理)機関 兵庫県教育委員会 - 兵庫県
書名かな あさごし きたがきいせき
副書名 道路改良事業一般県道檜倉山東線に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書3
巻次
シリーズ名 兵庫県文化財調査報告
シリーズ番号 464
編著者名
編集機関
公益財団法人兵庫県まちづくり技術センター埋蔵文化財調査部
発行機関
兵庫県教育委員会
発行年月日 20140328
作成機関ID
郵便番号 6508567
電話番号
住所 神戸市中央区下山手通5丁目10番1号
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
遺跡調査番号:2012001
所収論文
タイトル 篠窯跡生産須恵器について
英語タイトル
著者
岸本 一宏
長浜 誠司
ページ範囲 33 - 35
NAID
都道府県 兵庫県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類) 土製品(瓦含む)
学問種別 考古学
テーマ
他の電子リソース
引用表記
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抄録(内容要約)
所収遺跡
遺跡名 喜多垣遺跡
遺跡名かな きたがきいせき
本内順位
遺跡所在地 朝来市山東町喜多垣
所在地ふりがな あさごしさんとうちょうきたがき
市町村コード 28225
遺跡番号 740751
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 351734
東経(世界測地系)度分秒 1345225
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.292777 134.873611
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20120703-20120817
調査面積(㎡)
833
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
時代
室町
奈良
平安
主な遺構
奈良~平安-土壙
柱穴
主な遺物
奈良~平安-鉄刀子
土師器
須恵器
特記事項 奈良~平安-緑釉陶器 篠窯跡群生産須恵器
時代 : 奈良から平安
種別
時代
主な遺構
室町-柱穴
土壙
主な遺物
室町-土師器
陶器
特記事項 室町-土壙より古銭・碁石出土
要約 出土した遺物については、奈良時代の遺物に須恵器の稜埦や製塩土器、転用硯が含まれ、平安時代では緑釉陶器や輪花状になった須恵器埦といった、一般の集落からはあまり出土しない遺物が存在していることが特徴としてあげられると同時に、この遺物によって本遺跡の性格を示唆している可能性がある。また、調査区の北西側約300 mの位置に押坂神社が存在しているが、その神社は「正倉院文書」におさめられた奈良時代の「但馬国正税帳」(天平9年:737 年)に記載されており、押坂神社の神田を耕作していた封戸である神戸がおさめた租や調が押坂神社に支給されたことが記されている。その後、奈良時代後期や平安時代の『続日本紀』や『延喜式』には朝来郡内では粟鹿神社のみ記載され、押坂神社の名称は姿を消し、鎌倉時代後期になって再登場している。今回の調査によって検出された遺構の時期は奈良時代でも早い段階に属しているようで、先の「但馬国正税帳」の時期と合致している。このことと、喜多垣遺跡で検出した奈良時代の遺構と出土遺物の特徴をあわせて考えると、奈良時代の喜多垣遺跡が押坂神社の神田経営に関係する役所的遺跡であった可能性が出てこよう。

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