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三殿北遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/115322
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.115322
引用表記 香川県埋蔵文化財センター他 2020 『国道11 号大内白鳥バイパス改築工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告6:三殿北遺跡』香川県教育委員会
香川県埋蔵文化財センター他 2020 『三殿北遺跡』国道11 号大内白鳥バイパス改築工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告6
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書名 三殿北遺跡
発行(管理)機関 香川県教育委員会 - 香川県
書名かな みどのきたいせき
副書名
巻次
シリーズ名 国道11 号大内白鳥バイパス改築工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告
シリーズ番号 6
編著者名
編集機関
香川県埋蔵文化財センター
国土交通省四国地方整備局
発行機関
香川県教育委員会
発行年月日 20200319
作成機関ID 370002
郵便番号 7620024
電話番号 0877482191
住所 香川県坂出市府中町字南谷5001-4
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 三殿北遺跡
遺跡名かな みどのきたいせき
本内順位
遺跡所在地 香川県東かがわ市三殿
所在地ふりがな かがわけんひがしかがわしみどの
市町村コード 37207
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 341501
東経(世界測地系)度分秒 1341745
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.250277 134.295833
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20161001-20170131
20170601-20170831
調査面積(㎡)
3470
調査原因 道路建設
遺跡概要
種別
集落
時代
弥生
古墳
主な遺構
自然河川
主な遺物
縄文土器
弥生土器
古式土師器
石器
木製品
特記事項
種別
集落
時代
古代(細分不明)
主な遺構
井戸
不明遺構
主な遺物
土師器
須恵器
黒色土器
緑釉陶器
灰釉陶器
墨書土器
陶硯
布目瓦
土錘
土馬
斎串
銅碗
製錬鍛冶滓
特記事項 地方官衙関連遺跡の可能性
種別
集落
時代
中世(細分不明)
主な遺構
掘立柱建物
土坑
不明遺構
耕作痕
主な遺物
土師質土器
須恵器
瓦器
輸入磁器
国産陶器
フイゴ羽口
土錘
鉄釘
鉄滓
木製品
砥石
特記事項 大型灌漑水路
種別
集落
時代
近世(細分不明)
主な遺構
土坑
井戸
耕作痕
主な遺物
土師質土器
国産陶磁器
石製品
木製品
金属器
特記事項
要約  遺跡は、東かがわ市西部の番屋川北岸中流谷底平野上に立地する、弥生時代前期~中・近世にかけての集落遺跡である。とくに古代、9~ 11 世紀前半期には、井戸を除いて明確な遺構に乏しいものの、銅碗や緑釉・灰釉陶器、猿面硯を中心とした陶硯、やや多量の土錘、墨書土器、土馬や斎串といった律令祭具のほか、布目平・丸瓦類、県内初の精錬鍛冶滓が出土し、宗教や文書行政、漁業、金属器生産等の多彩な職能集団を内包する地域的複合体として、機能していた可能性が想定される。郡領氏族ないし郷レベルの有力層が経営する官衙関連施設の具体的な様相を明らかにしたものと評価される。12 世紀に生じた気候変動に伴う番屋川の河床低下を起因とした農地の再開発として、番屋川を取水源とする大型灌漑水路が新たに開削されたが、水路に改修の痕跡は乏しく、おそらくは期待した以上の成果は得られないまま、別の対策が行われた可能性が考えられる。積極的に評価すれば、灌漑水路の管理に関わり12 世紀前半に成立したⅡ区の中世屋敷地は、14 世紀前葉まで経営が維持されるが、その後、明確な土地利用は、近世段階になるまで放棄されたようである。

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