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笹ヶ崎遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/18990
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.18990
引用表記 宮崎県埋蔵文化財センター 2016 『宮崎県埋蔵文化財センター発掘調査報告書240:笹ヶ崎遺跡』宮崎県埋蔵文化財センター
宮崎県埋蔵文化財センター 2016 『笹ヶ崎遺跡』宮崎県埋蔵文化財センター発掘調査報告書240
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書名 笹ヶ崎遺跡
発行(管理)機関 宮崎県教育委員会 - 宮崎県
書名かな ささがさきいせき
副書名 県道飯野松山都城線(都城志布志道路)梅北工区道路整備工事に伴う発掘調査報告書 ; 3
巻次 第1次~第3次調査
シリーズ名 宮崎県埋蔵文化財センター発掘調査報告書
シリーズ番号 240
編著者名
編集機関
宮崎県埋蔵文化財センター
発行機関
宮崎県埋蔵文化財センター
発行年月日 20160325
作成機関ID 45000
郵便番号 880-0212
電話番号 0985-36-1171
住所 宮崎県宮崎市佐土原町下那珂4019
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 笹ヶ崎遺跡(第1次~第3次調査)
遺跡名かな ささがさきいせき
本内順位
遺跡所在地 宮崎県都城市梅北町
所在地ふりがな みやざきけんみやこのじょうしうめきたちょう
市町村コード 45202
遺跡番号 7004
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 314046
東経(世界測地系)度分秒 1310305
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 31.679444 131.051388
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20140602-20150227
20140728-20150227
20150702-20150828
調査面積(㎡)
4600
3200
500
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
散布地
時代
縄文
主な遺構
縄文早期-集石遺構
縄文前期~中期-土坑
縄文後期~晩期-土坑
主な遺物
縄文早期-土器・石器
縄文前期~中期-土器・石器
縄文後期~晩期-土器・石器
特記事項 "南北に延びる丘陵を利用した、14~15世紀前半を中心とする防御施設を備えた居館または公的機関跡。 古代に分類される石帯の一部である石製銙具の丸鞆が出土している。"


主な時代:縄文早期 縄文前期~中期 縄文後期~晩期
種別
集落
時代
古墳
主な遺構
竪穴建物跡
主な遺物
土師器
須恵器
特記事項
種別
散布地
時代
古代(細分不明)
主な遺構
遺構なし
主な遺物
土師器
石製品
特記事項
種別
城館
時代
中世(細分不明)
主な遺構
掘立柱建物
溝状遺構
堀切
土塁
犬走状遺構
土坑墓
畝状遺構
土坑
柵列
主な遺物
青磁
白磁
青花
陶器
銅製品
銭貨
特記事項
要約 笹ヶ崎遺跡では、主に縄文時代から中世にかけての遺構・遺物が出土しているが、この遺跡
の最も注目すべき調査成果は中世段階の遺構・遺物にあると言ってもよい。14 ~ 15 世紀前半
頃の中世段階の笹ヶ崎遺跡は、北のA区から南のC区にかけて丘陵を利用した一連の施設構
造物を形成していたと推定できる。一連の構造物は、B区の掘立柱建物群を構造物の中心とし、
丘陵端部を犬走状遺構によって区画し、堀切と土塁を防御用施設として備えている。また、出
土遺物として当時貴重だった龍泉窯系青磁・白磁・天目茶碗をはじめとする陶磁器類がB区を
中心として数多く出土しており、当地が特定身分者関連の場所であったと推測される。これら
を総合的に考えると、施設構造物は防御施設を備えた居館またはそれに類する施設であった可
能性がある。また、古代の遺物として、D1区の包含層から出土した石帯の一部である石製銙
具の丸鞆の存在からも古代段階より笹ヶ崎遺跡とその周辺地域が「地域有力層の居館跡」や「何
らかの公的機関跡」等を形成していた可能性を指摘できる。

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