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勝負峪遺跡 桑山遺跡 桑山古墳群

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/130996
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.130996
引用表記 岡山県古代吉備文化財センター 2023 『岡山県埋蔵文化財発掘調査報告262:勝負峪遺跡 桑山遺跡 桑山古墳群』岡山県教育委員会
岡山県古代吉備文化財センター 2023 『勝負峪遺跡 桑山遺跡 桑山古墳群』岡山県埋蔵文化財発掘調査報告262
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書名 勝負峪遺跡 桑山遺跡 桑山古墳群
発行(管理)機関 岡山県教育委員会 - 岡山県
書名かな しょうぶさこいせき くわやまいせき くわやまこふんぐん
副書名 一般国道53号(津山南道路)改築工事に伴う発掘調査 ; 2
巻次
シリーズ名 岡山県埋蔵文化財発掘調査報告
シリーズ番号 262
編著者名
編集機関
岡山県古代吉備文化財センター
発行機関
岡山県教育委員会
発行年月日 20230317
作成機関ID 331015
郵便番号 7008570
電話番号 0862242111
住所 岡山県岡山市北区内山下2-4-6
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 勝負峪遺跡
遺跡名かな しょうぶさこいせき
本内順位
遺跡所在地 岡山県津山市平福668ほか
所在地ふりがな おかやまけんつやましひらふく
市町村コード 33203
遺跡番号 332031236
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 350240
東経(世界測地系)度分秒 1335758
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.044444 133.966111
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20200406-20201016
調査面積(㎡)
1790
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
時代
弥生
古墳
主な遺構
竪穴住居
段状遺構
石列
土坑墓
被熱痕跡
掘立柱建物
柱穴列
主な遺物
弥生土器
紡錘車
磨製石斧
磨製石包丁
石鏃
土師器
須恵器
刀子
鉄滓
特記事項 小口溝、側板溝を持つ土坑墓群。
遺跡名 桑山遺跡
遺跡名かな くわやまいせき
本内順位
遺跡所在地 岡山県津山市平福666ほか
所在地ふりがな おかやまけんつやましひらふく
市町村コード 33203
遺跡番号 332031236
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 350235
東経(世界測地系)度分秒 1335757
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.043055 133.965833
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20181106-20190315
20190408-20200226
調査面積(㎡)
3620
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
その他の生産遺跡
時代
弥生
古墳
古代(細分不明)
主な遺構
竪穴住居
段状遺構
土坑
土器棺墓
土坑墓
製炭窯
粘土 採掘坑
主な遺物
弥生土器
磨製石包丁
石鏃
尖頭器
石錘
磨製石斧
磨石
砥石
特記事項 焼失住居1軒。段状遺構から脚付鉢出土。
遺跡名 桑山1号墳
遺跡名かな くわやま1ごうふん
本内順位
遺跡所在地 岡山県津山市平福666ほか
所在地ふりがな おかやまけんつやましひらふく
市町村コード 33203
遺跡番号 332030433
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 350235
東経(世界測地系)度分秒 1335758
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.043055 133.966111
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20181106-20190315
20190408-20200226
調査面積(㎡)
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
古墳
時代
古墳
主な遺構
古墳
主な遺物
須恵器
大刀
石突
鉄鏃
馬具
玉類
円筒埴輪
石見型埴輪
特記事項 導入期の片袖式横穴式石室。板石閉塞。大型提瓶、把手付高杯出土。
遺跡名 桑山2号墳
遺跡名かな くわやま2ごうふん
本内順位
遺跡所在地 岡山県津山市平福666ほか
所在地ふりがな おかやまけんつやましひらふく
市町村コード 33203
遺跡番号 332030434
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 350234
東経(世界測地系)度分秒 1335757
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.042777 133.965833
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20181106-20190315
20190408-20200226
調査面積(㎡)
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
古墳
時代
古墳
主な遺構
古墳
主な遺物
須恵器
素環頭大刀
鉄鏃
馬具
刀子
耳環
円筒埴輪
石見型埴輪
特記事項 導入期の両袖式横穴式石室。石室内から素環頭大刀出土。
遺跡名 桑山3号墳
遺跡名かな くわやま3ごうふん
本内順位
遺跡所在地 岡山県津山市平福666ほか
所在地ふりがな おかやまけんつやましひらふく
市町村コード 33203
遺跡番号 332031186
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 350235
東経(世界測地系)度分秒 1335756
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.043055 133.965555
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20181106-20190315
20190408-20200226
調査面積(㎡)
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
古墳
時代
古墳
主な遺構
古墳
主な遺物
土師器
須恵器
鹿角装短刀
鉄鏃
刀子
玉類
円筒埴輪
人骨
特記事項 埋葬施設は箱式石棺と木棺墓。箱式石棺内に小児人骨遺存。
遺跡名 桑山4号墳
遺跡名かな くわやま4ごうふん
本内順位
遺跡所在地 岡山県津山市平福666ほか
所在地ふりがな おかやまけんつやましひらふく
市町村コード 33203
遺跡番号 332031234
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 350236
東経(世界測地系)度分秒 1335757
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.043333 133.965833
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20181106-20190315
20190408-20200226
調査面積(㎡)
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
古墳
時代
主な遺構
古墳
主な遺物
土師器
須恵器
大刀
鉄鏃
刀子
玉類
特記事項 埋葬施設は2基の竪穴式石室。
遺跡名 桑山5号墳
遺跡名かな くわやま5ごうふん
本内順位
遺跡所在地 岡山県津山市平福667ほか
所在地ふりがな おかやまけんつやましひらふく
市町村コード 33203
遺跡番号 332031235
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 350237
東経(世界測地系)度分秒 1335759
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.043611 133.966388
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20200406-20201016
調査面積(㎡)
555
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
古墳
時代
古墳
主な遺構
古墳
主な遺物
土師器
須恵器
大刀
鉄鏃
弓飾金具(両頭金具)
馬具
刀子
玉類
円筒埴輪
朝顔形埴輪
特記事項 片袖式横穴式石室内から装飾壺と鈴付高杯出土。
要約 勝負峪遺跡
 丘陵端部に営まれた弥生時代中期の集落・墓及び古墳時代以降の集落である。弥生時代中期には20 基の土坑墓が9m四方の範囲に集中して造られ墓域を形成していた。土坑墓の大多数は小口溝や側板溝を持っており、木棺が設置されていたと考えられる。副葬品は全ての土坑墓で認められなかった。墓域を区画するものと考えられる石列も見つかった。
桑山遺跡
 丘陵端部に営まれた弥生時代から中世にかけての集落及び古墳時代以降の生産遺跡である。弥生時代の竪穴住居の中には焼失住居が含まれる。古墳時代以降には粘土採掘坑や製炭窯が造られた。特徴的な遺物として、桑山3号墳の周溝埋土から出土した銙帯(丸鞆)がある。製錬滓が多く見つかることから、近隣に製鉄遺跡があると考えられる。
桑山古墳群
 6世紀中頃に丘陵端部に築造された5基の円墳で構成された古墳群。竪穴系の埋葬施設を持つ3・4号墳は眺望の良い高所に、横穴式石室を持つ1・2・5号墳は低所に位置していた。また3号墳の西側には6世紀中頃~後半に造られた箱式石棺墓と土器棺墓があった。
 桑山1号墳は、径約19 mの円墳である。周溝からは須恵器、円筒埴輪、石見型埴輪が出土した。周溝の北西側には土橋状に掘り残した部分が認められた。埋葬施設は南西に開口する全長6.3 mの片袖式の横穴式石室で、閉塞は板石閉塞である。石室内は攪乱を受けていたが、須恵器、大刀、石突、鉄鏃、馬具、鉇、玉類が出土した。
 桑山2号墳は、径約13 mの円墳である。周溝からは円筒埴輪、石見型埴輪が出土した。埋葬施設は南西に開口する全長3.68 mの両袖式の横穴式石室で、塊石と板石を用いて閉塞していた。石室は大きく攪乱を受けていたが、床面の礫床は良好に遺存しており、その上から須恵器、素環頭大刀、鉄鏃、馬具、刀子、耳環が出土した。
 桑山3号墳は、径約9.5 mの円墳である。周溝からは円筒埴輪が出土した。埋葬施設は箱式石棺と木棺直葬墓である。箱式石棺は地山整形後に設置され、埋葬後に盛土を施して墳丘が構築されていた。未盗掘の箱式石棺からは小児人骨が見つかり、その周囲で須恵器、鹿角装短刀、鉄鏃、玉類が副葬されていた。墳頂から掘り込まれていた木棺直葬墓からは遺物は出土しなかった。
 桑山4号墳は、径約10 mの円墳である。周溝の北西側には土橋状に掘り残した部分が認められた。埋葬施設は2基の竪穴式石室である。どちらの石室も天井石は失われていたが、床面は良好な状態であった。竪穴式石室1では木棺痕跡と棺台が認められ、須恵器、土師器、刀子、玉類が出土した。竪穴式石室2では礫床の上から須恵器、大刀、鉄鏃、刀子が出土した。
 桑山5号墳は、径約10.5 mの円墳であると考えられる。周溝からは円筒埴輪、朝顔形埴輪が出土した。周溝の北西側には土橋状に掘り残した部分が認められた。埋葬施設は南西に開口する全長約7.0 mの片袖式の横穴式石室である。天井石は失われていたが、床面は良好に遺存していた。石室内からは、装飾壺や鈴付高杯などを含む多量の須恵器、土師器、大刀、鉄鏃、馬具、刀子、釘、玉類などが出土した。

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