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中尾原遺跡
中尾原遺跡
| URL | https://sitereports.nabunken.go.jp/142172 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| DOI 二次元コード |
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| DOI | http://doi.org/10.24484/sitereports.142172 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 引用表記 | 日田市教育庁文化財保護課 2025 『日田市埋蔵文化財調査報告書第145 集:中尾原遺跡』日田市教育委員会 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 日田市教育庁文化財保護課 2025 『中尾原遺跡』日田市埋蔵文化財調査報告書第145 集 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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wikipedia 出典テンプレート :
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| 書名 | 中尾原遺跡 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 発行(管理)機関 | 日田市 - 大分県 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 書名かな | なかおばるいせき | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 副書名 | 日田市天瀬町花卉団地建設工事に伴う発掘調査報告書 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 巻次 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| シリーズ名 | 日田市埋蔵文化財調査報告書 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| シリーズ番号 | 第145 集 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 編著者名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 編集機関 |
日田市教育庁文化財保護課
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| 発行機関 |
日田市教育委員会
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| 発行年月日 | 20250331 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 作成機関ID | 44204 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 郵便番号 | 877-8601 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 電話番号 | 0973247171 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 住所 | 日田市田島2-6-1 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 報告書種別 |
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
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| 資料タイプ | Research Paper | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 発掘調査報告 | 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 所蔵大学(NCID) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| JP番号 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 他の電子リソース |
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| 備考 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 所収論文 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 所収遺跡 |
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| 要約 | 中尾原遺跡は、北部九州のほぼ中央部、筑後川の支流である玖珠川流域に展開する標高約400 mの五馬高原にある。この高原状台地は小河川の浸食を受け、起伏のある地形をしており、遺跡は南から北に伸びる舌状台地に残されている。調査の結果、縄文時代と想定する陥穴約60 基、弥生時代後期後半から古墳時代前期の竪穴建物67 棟、古墳時代前期の石棺墓を主体とする墳墓76 基が注目される。 陥穴は、平面形が円形と長楕円・長方形があり、床面には小杭を立てたと想定できる小穴が規則正しく、または不規則に掘込まれている。竪穴建物は、削平を受けているものも多いが、台地の平坦部を中心に残されている。規模は大小あるが、形態は全て方形で、壁沿いにベット状遺構が付設され、中央部で炉跡が検出された。出土土器は、九州の在地系土器が主体を占めるが、古墳時代前期の外来系甕形土器も含まれる。また、石包丁・鉄製手鎌など収穫具も出土しており、農耕社会の順調な発展もうかがうことが出来る。 この集落が途絶えた後は、この地は埋葬場所となる。調査区のほぼ全域で、石棺を主体に土坑・木棺・石棺系竪穴石室などを主体部とする墳墓が検出された。その形態は、円墳、溝を共有する方形周溝墓、円形区画のある墳墓、さらに径5 ~ 6 mの墓域が想定できる間隔で検出される石棺等が観察できた。特に土坑墓や木棺墓は狭い範囲に17 基が集中的に検出された中に多く含まれる。また、同じ墓域の中に2 基の石棺を隣接して構築する例も数例認められる。この他、同一石棺内に追葬を行なう複数埋葬例も49 号墓を含め5 例が確認できた。 |
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