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笹原

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/54374
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.54374
引用表記 福岡市教育委員会 2014 『福岡市埋蔵文化財調査報告書1224:笹原』福岡市教育委員会
福岡市教育委員会 2014 『笹原』福岡市埋蔵文化財調査報告書1224
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書名 笹原
発行(管理)機関 福岡市 - 福岡県
書名かな ささばる
副書名 笹原遺跡第4次発掘調査報告
巻次 3
シリーズ名 福岡市埋蔵文化財調査報告書
シリーズ番号 1224
編著者名
編集機関
福岡市教育委員会
発行機関
福岡市教育委員会
発行年月日 20140324
作成機関ID 40130
郵便番号 8108621
電話番号 0927114667
住所 福岡県福岡市中央区天神一丁目8番1号
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 笹原3
遺跡名かな ささばる3
本内順位
遺跡所在地 福岡県福岡市博多区諸岡5丁目69番地内
所在地ふりがな ふくおかけんふくおかしはかたくもろおか
市町村コード 40132
遺跡番号 0103
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 333319
東経(世界測地系)度分秒 1302708
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.555277 130.452222
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20121015-20121121
調査面積(㎡)
181.52
調査原因 共同住宅建設
遺跡概要
種別
集落
時代
弥生
古墳
主な遺構
溝2条(方形区画環溝と想定)
竪穴住居4棟(うち2棟で建替痕跡)
土坑5基
ピット(柱穴ほか)多数
堀立柱建物7棟前後(いずれも小規模)および門柱遺構(方形区画環溝陸橋部)
主な遺物
土師器
弥生土器
凹石
剥片石器類
鉄製品
中世土師器片
近世陶磁器片
赤色顔料
楽浪土器片?
特記事項 ・溝2条は同一軸上にあり、その間は陸橋状となる。この部分に門柱遺構の可能性がある2本柱の組合せが認められる。
・溝2条は工事立会調査の結果、いずれも西側へ屈曲して巡ることが判明した。溝の芯々で南北18m、東西16~16.5m前後の方形区画環溝になると推定される。さらに北辺中央は溝が「突出部」を呈する可能性がある。同様の遺構は、古墳時代の首長層居宅(首長居館)や祭祀場とされるものであり、本例についても比較検討の必要がある。推定方形区画の西側は未調査だが、今回の調査区の状況からみる限り、区画内部には小規模な柱穴が分布し、複数の堀立柱建物が復元可能である。柱穴のサイズから見て、仮説的な建物が何度か建てられた可能性がある。
・方形環溝の方位軸は、北側の諸岡丘陵を意識している可能性がある。
・出土土器から、方形環溝の存続期間は古墳時代初頭から中期前葉と長期間に及ぶ。少しずつ埋没しながらも、必要時に少し掘り直して区画溝として使用したことが観察された。溝の時期幅は、周囲の竪穴住居の存続期間にほぼ一致する。
・環濠では、土器の廃棄祭祀が下層から上層にかけて複数回みられ、様式変化がたどれる。存続期間の長さ、小規模な仮設建物しかないことを考慮すると、「首長居館」よりも、「祭祀場」であった可能性がより高い。
・竪穴住居は、同一箇所で1回から複数回建替えしているものがあり、かつ継続的に重複している。
・竪穴住居の一つには、建替え後にカマドを構築したものがある。古墳時代前期を除くと、博多遺跡群、南八幡遺跡、前原西町遺跡の各例に続くものである。当該例は、ベッドの内側コーナー部に構築しているところが異例である。
・別の竪穴住居は、焼土を含む炉状の凹みや小土坑が床面に6ヶ所みられた。複数回の建替えと関わる可能性がある。このうち1ヶ所は炉の焼土ではなく赤色顔料(ベンガラ)を納めていた可能性がある。
要約

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