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根来寺坊院跡
根来寺坊院跡
URL | https://sitereports.nabunken.go.jp/23228 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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DOI 二次元コード |
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DOI | http://doi.org/10.24484/sitereports.23228 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
引用表記 | 和歌山県文化財センター 1988 『根来寺坊院跡』和歌山県文化財センター | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
和歌山県文化財センター 1988 『根来寺坊院跡』 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
wikipedia 出典テンプレート :
{{Cite book ... 開く
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ファイル | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
書名 | 根来寺坊院跡 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
発行(管理)機関 | (公財)和歌山県文化財センター - 和歌山県 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
書名かな | ねごろでら ぼういんあと | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
副書名 | 岩出町立歴史民俗資料館建設に伴なう発掘調査 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
巻次 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
シリーズ名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
シリーズ番号 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
編著者名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
編集機関 |
和歌山県文化財センター
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発行機関 |
和歌山県文化財センター
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発行年月日 | 19880326 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
作成機関ID | 302015 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
郵便番号 | 640-8301 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
電話番号 | 073-472-3710 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
住所 | 和歌山市岩橋1263番地の1 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
報告書種別 |
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
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資料タイプ | Research Paper | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
発掘調査報告 | 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
所蔵大学(NCID) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
JP番号 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
他の電子リソース |
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備考 |
岩出町の委託による
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所収論文 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
所収遺跡 |
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要約 | 菩提院跡調査区の13世紀末から14世紀にかけての時代の主たる遺構は、調査区南東部の柱穴群である。 SB1001は、柱穴が同規模で共の礎板を底に埋めており、他に対応する柱穴がみられないことから門跡であると考えられる。SAlOOlは門(8B1001)の西約3.0mを南北に延びる短い塀で、さらに西に1.8mの間隔を置いて南北に続く塀(SA1002)と塀(SA1003)が確認された。SA1002とSA1003の間は、布掘りが途絶えており、また門(SBIOOl) の真西に ることから出入口に当たるのではないかと考えられる。このような推察が許されるならば、13世紀末から、14世紀にかけて、当地に存在した坊院は、南東部に門を有し、東辺には塀をめぐらしていたことになる。 天正の兵火時の主たる遺構は井戸(SElOOl) と埋甕遺構(SKlOOl) のみであり、当時の坊院の建物や他の施設がどのようなものであったのかを知ることは不可能であった。ただ敷地面積は旧菩提院跡調査区のほぼ全域を占め、先ほど推察した13世紀末から14世紀の坊院跡より規模は大きかったようである。また個々の遺構としては、井戸(SElOOl) と埋甕(SKlOOl) は共に類例の少ないタイプで、新たな資料を加えた。従来、埋甕は井戸の近辺で検出される場合が多く、水に関連した施設ではないかとも指摘されていたが、今回は直線距離にして約30mほど離れており一概にそう断定す ることは出来ず、埋甕遺構の機能に関しては今後の資料の増加を待ちたい。 近世の菩提院の遺構は、池跡や溜桝は残されていたが建物は削平されており、復原することは出来なかった。池(SGO1) や溜桝(SFOl) の配韻からみて、現在の土俵のあたりに建物の主体部があったのではないかと推測される。個々の遺構では埋桶や溜桝が検出されたが、どのような機能を有していたかは充分に理解することはできなかった。また、竹を利用した導水管が発掘され、井戸を確認することが出来なかったことから、谷筋から竹樋等で水を導いていた可能性があり、溜桝や各種の溝を含めて、山内の坊院跡の水利関係を再考する必要があろう。 明王院跡調査区では、発掘区域が、寺域の西約%か%程度と考えられ、建物は検出されなかったが、 坊院の西端の土塀が確認された。また、現存する池(SG04) が本来は、北へ約6.5mほど続いてい たことが判明した。 |