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干潟町池尻遺跡・茄子台遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/32194
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.32194
引用表記 千葉県文化財センター 1996 『千葉県文化財センター調査報告280:干潟町池尻遺跡・茄子台遺跡』千葉県文化財センター
千葉県文化財センター 1996 『干潟町池尻遺跡・茄子台遺跡』千葉県文化財センター調査報告280
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ファイル
書名 干潟町池尻遺跡・茄子台遺跡
発行(管理)機関 (公財)千葉県教育振興財団文化財センター - 千葉県
書名かな ひかたまちいけじりいせき・なすだいいせき
副書名 主要地方道多古笹本線埋蔵文化財調査報告書 ; 2
巻次
シリーズ名 千葉県文化財センター調査報告
シリーズ番号 280
編著者名
編集機関
千葉県文化財センター
発行機関
千葉県文化財センター
発行年月日 19960329
作成機関ID
郵便番号 284-0003
電話番号 043-422-8811
住所 千葉県四街道市鹿渡809-2
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 池尻遺跡
遺跡名かな いけじりいせき
本内順位
遺跡所在地 千葉県香取郡干潟町清和甲字池尻
所在地ふりがな ちばけんかとりぐんひがたまちせいわこういけじり
市町村コード 12348
遺跡番号 3
北緯(日本測地系)度分秒 354637
東経(日本測地系)度分秒 1403758
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.7802 140.6295
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19900104-19910630
調査面積(㎡)
4551
調査原因 道路建設に伴う埋蔵文化財調査
遺跡概要
種別
散布地
時代
旧石器
主な遺構
石器集中15
主な遺物
ナイフ形石器
台形様石器
削器
石刃
接合資料
特記事項 '"IX VII層の石器集中で良好な接合資料が出土。VII層で石刃群出土。集落は8世紀が主体で、墨書土器出土。"'
種別:包蔵地
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
陥穴6
主な遺物
縄文土器(早・前・後)
特記事項
種別
時代
古墳
主な遺構
主な遺物
弥生土器
特記事項
種別
時代
奈良
平安
主な遺構
主な遺物
土師器
須恵器
特記事項
種別
時代
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
主な遺物
土師器
須恵器
鉄器
特記事項
種別
時代
主な遺構
主な遺物
銭貨
内耳鍋
特記事項
遺跡名 茄子台遺跡
遺跡名かな なすだいいせき
本内順位
遺跡所在地 千葉県香取郡干潟町溝原字茄子台
所在地ふりがな ちばけんかとりぐんひがたまちみぞはらあざなすだい
市町村コード 12348
遺跡番号 8
北緯(日本測地系)度分秒 354642
東経(日本測地系)度分秒 1403808
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.7816 140.6323
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19900104-19910630
調査面積(㎡)
3173
調査原因 道路建設に伴う埋蔵文化財調査
遺跡概要
種別
散布地
時代
旧石器
主な遺構
石器集中4
主な遺物
ナイフ形石器
彫器
特記事項 IV層より礫群を伴う石器集中を検出。墳丘は削平されている。
種別:包蔵地
種別
時代
縄文
古墳
主な遺構
主な遺物
特記事項
種別
集落
時代
古墳
主な遺構
円墳1
主な遺物
須恵器
刀子
特記事項
種別
集落
時代
奈良
平安
主な遺構
竪穴住居跡2
主な遺物
土師器
須恵器
鉄器
特記事項
種別
時代
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
主な遺物
銅銭
特記事項
要約 [池尻遺跡 要約]
池尻遺跡は、黒部川上流域の標高50mの台地上に立地する。旧石器時代の石器集中地点は9層下部から7層下部にかけて9か所(第1文化層)、7層上部が1か所(第2文化層)、3層下部が5か所(第3文化層)検出された。第1文化層からはナイフ形石器・削器・台形様石器等が出土し、石器製作のブロックもみられる。第2文化層からは石刃群が出土した。第3文化層はナイフ形石器や使用痕及び二次加工のある剥片が出土したほか、礫も多い。縄文から古墳時代の遺構・遺物は希薄である。縄文時代の遺構は陥穴6基のみである。土器は早期条痕文系・前期後葉浮島1式・後期堀之内式が、石器は石鏃未製品が出土した。弥生時代は後期の竪穴住居1軒が検出された。古墳時代も後期の竪穴住居1軒のみで、土師器・須恵器・土玉・土製紡錐車が出土した。奈良・平安時代は竪穴住居34軒、掘立柱建物12棟が検出された。分布密度が高く、路線の調査であるため、遺跡全体では数量の増加が確実である。竪穴建物の歴年代は8世紀中葉から10世紀前葉までである。遺物は墨書・刻書土器が比較的多い。中・近世は土坑列・溝状遺構がまとまって検出された。柵列のほか、土坑墓があり、内耳鍋をかぶせられた頭部人骨が出土した。土坑墓は永楽銭を伴い、16世紀前半のものとみられる。なお、同一台地上に茄子台遺跡があるが、北東側が茄子台遺跡、南西側が本遺跡である
[茄子台遺跡 要約]
茄子台遺跡は黒部川上流域の標高50mの台地上に立地する。旧石器時代の石器集中地点は、9層上部から7層にかけて2か所(第1文化層)が、4層から3層下部にかけて2か所(第2文化層)が検出された。第1文化層からは二次加工ある剥片が出土した。第2文化層は珪質頁岩が主体で、微細な剥離痕を持つ小型剥片が多く出土し、焼礫を伴うなど、池尻遺跡第3文化層と似た様相である。製品としてはナイフ形石器・彫器がある。縄文時代は遺構がみられないが、遺物が出土した。土器は、早期沈線文系の三戸式・田戸下層式、早期条痕文系の野島式・鵜ヶ島台式、前期の浮島1から2式である。石器は石鏃・楔形石器・磨石・磨製石斧がある。弥生時代も土器片のみの出土である。古墳時代の遺構は円墳1基であり、周溝が検出された。墳丘は削平されている。埋葬施設は箱形石棺で、石材は砂岩または凝灰岩と思われるが、ほとんど遺存しない。棺内から刀子が出土した。奈良・平安時代の遺構は竪穴住居2軒で、1軒から9世紀代の土師器が出土した。中・近世は土坑列・溝状遺構が検出され、寛永銭が出土した。なお、同一台地上に池尻遺跡があるが、南西側が池尻遺跡、北東側が本遺跡である。

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