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前田遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/70116
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.70116
引用表記 岡山県古代吉備文化財センター 2018 『岡山県埋蔵文化財発掘調査報告244:前田遺跡』岡山県教育委員会
岡山県古代吉備文化財センター 2018 『前田遺跡』岡山県埋蔵文化財発掘調査報告244
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書名 前田遺跡
発行(管理)機関 岡山県教育委員会 - 岡山県
書名かな まえだいせき
副書名 県道倉敷笠岡線道路改築に伴う発掘調査
巻次
シリーズ名 岡山県埋蔵文化財発掘調査報告
シリーズ番号 244
編著者名
編集機関
岡山県古代吉備文化財センター
発行機関
岡山県教育委員会
発行年月日 20180316
作成機関ID
郵便番号 7008570
電話番号 0862242111
住所 岡山県岡山市北区内山下2-4-6
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 前田遺跡
遺跡名かな まえだいせき
本内順位
遺跡所在地 岡山県倉敷市船穂町船穂5335ほか
所在地ふりがな おかやまけんくらしきしふなおちょうふなお
市町村コード 33202
遺跡番号 334410032
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 343518
東経(世界測地系)度分秒 1334210
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.588333 133.702777
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20160401-20160831
調査面積(㎡)
1360
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
製塩
時代
縄文
弥生
主な遺構
主な遺物
縄文土器
弥生土器
石製品
特記事項
種別
製塩
時代
古墳
主な遺構
製塩炉
作業面
土坑
たわみ
主な遺物
須恵器
土師器
土製品
石製品
木製品
金属製品
鉄滓
獣骨
特記事項 製塩炉は石敷炉である
種別
製塩
時代
古代(細分不明)
中世(細分不明)
主な遺構
主な遺物
須恵器
土師器
石製品
特記事項
要約  当遺跡は丘陵に入り込んだ谷の前面に広がる海浜に位置していた古墳時代の生産遺跡(製塩)である。検出した遺構は製塩炉2基、作業面2か所、土坑7基、たわみ1か所であり、出土した遺物は縄文土器・弥生土器・須恵器・土師器・土製品・石製品・木製品・金属製品・鉄滓・獣骨などである。
 このうち製塩炉は隅丸方形を呈し、その炉床は直径5㎝前後の小礫を敷き詰めた上に締まりの強い明黄褐色土を貼った構造をもつ。炉内では製塩土器や炭片を含む層が認められることから、煎熬作業を行っていたと考えられる。時期は古墳時代後期後半である。なお、残存状況はよくないが、もう1基の製塩炉も同様の構造をもつ。
 また、炉周辺では製塩土器を廃棄した土坑や被熱痕跡が認められる作業面を検出した。この他、炉の時期よりやや古い製塩土器片や土坑なども確認したことから、当地では長期間に渡って塩生産を行っていたと推測される。一方、2区東半では東方向に下がる自然地形が認められ、基盤層直上にあたるシルト質砂の古墳時代包含層からは鋤・鍬などの木製品や獣骨が出土した。

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