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安城市西鹿乗地区の遺跡Ⅴ 万五郎遺跡 屋下遺跡
安城市西鹿乗地区の遺跡Ⅴ 万五郎遺跡 屋下遺跡
| URL | https://sitereports.nabunken.go.jp/143220 |
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| 引用表記 | 安城市教育委員会 2025 『安城市埋蔵文化財発掘調査報告書54:安城市西鹿乗地区の遺跡Ⅴ 万五郎遺跡 屋下遺跡 』安城市教育委員会 |
| 安城市教育委員会 2025 『安城市西鹿乗地区の遺跡Ⅴ 万五郎遺跡 屋下遺跡 』安城市埋蔵文化財発掘調査報告書54 | |
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| ファイル | |
| 書名 | 安城市西鹿乗地区の遺跡Ⅴ 万五郎遺跡 屋下遺跡 |
| 発行(管理)機関 | 安城市 - 愛知県 |
| 有償頒布・配布ページ | http://www.city.anjo.aichi.jp/shisei/shisetsu/kyoikushisetsu/books-top.html ※ 有償頒布・配布していない場合もあります |
| 書名かな | あんじょうしにしかのりちくのいせき まんごろういせき やしたいせき |
| 副書名 | -県営担い手育成基盤整備事業に伴う発掘調査報告書- |
| 巻次 | |
| シリーズ名 | 安城市埋蔵文化財発掘調査報告書 |
| シリーズ番号 | 54 |
| 編著者名 | |
| 編集機関 |
安城市教育委員会
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| 発行機関 |
安城市教育委員会
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| 発行年月日 | 20250331 |
| 作成機関ID | 23212 |
| 郵便番号 | 4460026 |
| 電話番号 | 0566774477 |
| 住所 | 愛知県安城市安城町城堀30番地 |
| 報告書種別 |
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
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| 資料タイプ | Research Paper |
| 発掘調査報告 | 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象) |
| 所蔵大学(NCID) | |
| JP番号 | |
| 他の電子リソース |
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| 備考 | |
| 所収論文 | |
| 所収遺跡 | |
| 要約 | 万五郎遺跡は弥生時代後期・古墳時代後期・古代の集落遺跡である。郷東川開析谷を挟んで上条遺跡群と対峙する台地上に展開した。遺跡は根崎遺跡に面した縁辺部から台地奥側に広がるが、地点ごとに時代が偏っており、小規模な集落が断続的に営まれたと考えられる。第1次調査では弥生時代後期の竪穴遺構から、水銀朱を精製するために用いられた石杵が出土した。第3次調査では古墳時代後期から終末期と推定される竪穴建物が、重複して建て替えられていた。第4次調査では古代以降の井戸が検出された。台地上面の小高い部分が削平された可能性はあるが、地名から戦国期の遺構の存在も期待される。 屋下遺跡は大規模自然流路の下層に古墳時代前期後半の水利施設が構築され、畿内系土師器1点を伴った。その後に上層に複数の流路が形成された。7世紀中葉の須恵器とともに耳環が、8世紀中葉から後葉の須恵器とともに鍔帯金具が1点出土した。屋下遺跡一帯は郷東川の氾濫原であるが、古墳時代から畿内系の水利技術を導入した開発が始まった。耳環や鍔帯金具の出土は地域の有力者が開発にかかわったことを示すと言えよう。 |