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満濃池名勝調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/70932
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.70932
引用表記 まんのう町教育委員会生涯学習課文化財室 2019 『まんのう町内名勝調査報告書1:満濃池名勝調査報告書』まんのう町教育委員会
まんのう町教育委員会生涯学習課文化財室 2019 『満濃池名勝調査報告書』まんのう町内名勝調査報告書1
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書名 満濃池名勝調査報告書
発行(管理)機関 まんのう町 - 香川県
書名かな まんのういけめいしょうちょうさほうこくしょ
副書名
巻次
シリーズ名 まんのう町内名勝調査報告書
シリーズ番号 1
編著者名
編集機関
まんのう町教育委員会生涯学習課文化財室
発行機関
まんのう町教育委員会
発行年月日 20190329
作成機関ID 374067
郵便番号 766-0202
電話番号 0877-85-2221
住所 香川県仲多度郡まんのう町中通875番地 琴南公民館内
報告書種別
名勝-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 満濃池
遺跡名かな まんのういけ
本内順位
遺跡所在地 香川県仲多度郡まんのう町神野、吉野、七箇
所在地ふりがな かがわけんなかたどぐんまんのうちょうかんの、よしの、しちか
市町村コード 374067
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒 340904
東経(日本測地系)度分秒 1335224
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.1544 133.8707
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20070201-20190131
調査面積(㎡)
調査原因 学術目的調査
遺跡概要
種別
その他
時代
飛鳥白鳳
奈良
平安
鎌倉
南北朝
室町
戦国
安土桃山
江戸
明治
大正
昭和
平成
主な遺構
ため池
堤塘
横穴石室墓
箱型石棺墓
窯跡
主な遺物
土師器坏
土師質土鍋
須恵器壺
須恵器甕
弥生土器壺
須恵器細頸壺
サヌカイト
須恵器把手
弥生土器甕
石包丁
窯壁
弥生土器高坏
土師器小皿
土師質土釜
石斧
紡錘車
石鏃
須恵器高台付坏身・蓋
特記事項  満濃池内には、土器等の考古資料が散布し、須恵器窯跡や横穴墓等の古墳が所在することは知られていた(満濃町1975.松本敏三1983ほか)。これらは、満濃池の築造以前や中世の荒廃期の資料を含んでいると考えられる。まんのう町教育委員会は、このような考古資料から満濃池の築造やその後の変遷等を把握する資料を得ることを目的に、平成18・19年度に池岸を中心とした全域において遺物採取を中心とした分布調査を実施し、浸食により自然崩壊のおそれがある神野1~3号石棺墓等の確認調査を実施した。その成果については既に報告済であるが、本報告書では概略について再録した(まんのう町教委2008)。
要約  満濃池は、香川県西部の丸亀平野を流下する金倉川の上流部に位置し、農業潅漑目的としては我が国最大のため池である。香川・徳島県境の讃岐山脈から北へ延びる丘陵を開析した谷底低地の狭窄部に堤塘を築造し、満水面積138.5ha、貯水容量1,540万㎥の広大な池敷をもつ。
 満濃池はため池という人工的な構築物が周辺の自然環境と一体となることで優秀な風致景観を造り出している。古代においては、潅漑用水源としての広大な水域から雨乞いの「竜」に関わる説話を生み、江戸後期から近代にかけては、空海の修築等の歴史的な来歴や由緒を源泉として名所として広く知られるようになり、これらは近・現代まで継続する普遍性をもっている。
 その鑑賞上の価値、名所的・学術的価値は高い。

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