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発行機関一覧 (都道府県別) > 全国 > 本田窯跡・千本崎城跡

本田窯跡・千本崎城跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/138741
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.138741
引用表記 島根県教育庁埋蔵文化財調査センター 2024 『一級河川江の川直轄河川改修事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書7:本田窯跡・千本崎城跡』島根県教育委員会
島根県教育庁埋蔵文化財調査センター 2024 『本田窯跡・千本崎城跡』一級河川江の川直轄河川改修事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書7
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書名 本田窯跡・千本崎城跡
発行(管理)機関 島根県教育庁 - 島根県
有償頒布・配布ページ https://www.pref.shimane.lg.jp/life/bunka/bunkazai/kyokai/syuppannbutu.html
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
書名かな ほんだかまあと・せんぼんざきじょうあと
副書名
巻次
シリーズ名 一級河川江の川直轄河川改修事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書
シリーズ番号 7
編著者名
編集機関
島根県教育庁埋蔵文化財調査センター
発行機関
島根県教育委員会
発行年月日 20240300
作成機関ID 320005
郵便番号 6900877
電話番号 0852368608
住所 島根県松江市打出町33番地
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 本田窯跡
遺跡名かな ほんだかまあと
本内順位 1
遺跡所在地 島根県江津市松川町太田
所在地ふりがな しまねけんまつえしまつかわちょうおおた
市町村コード 32202
遺跡番号 D118
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 350116
東経(世界測地系)度分秒 1322511
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.021111 132.419722
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20220502-20221101
20230612-20230825
調査面積(㎡)
1140
調査原因 記録保存調査(河川改修)
遺跡概要
種別
時代
明治
大正
昭和
主な遺構
石見焼窯跡
作業場跡
主な遺物
陶器
窯道具
瓦類
石製品
金属製品
特記事項 石見焼に使用する陶土を得るための水簸施設を複数検出した。
遺跡名 千本崎城跡
遺跡名かな せんぼんざきじょうあと
本内順位 2
遺跡所在地 島根県松江市松川町太田
所在地ふりがな しまねけんまつえしまつかわちょうおおた
市町村コード 32202
遺跡番号 D71
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 350110
東経(世界測地系)度分秒 1322541
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.019444 132.428055
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20221001-20221226
調査面積(㎡)
260
調査原因 記録保存調査(河川改修)
遺跡概要
種別
城館
時代
中世(細分不明)
主な遺構
土坑
主な遺物
土器
陶器
石製品
銅銭
特記事項 中世の古墓があった可能性がある。
要約  本田窯跡は、江の川右岸に位置する明治20年頃から昭和30年代まで稼働した石見焼窯跡。連房式登窯の1房分と周囲に展開する作業場について発掘調査を実施した。登窯は主に陶器を生産し、昭和30年代の最終操業が瓦だったことが判明している。しかし、瓦を焼成するための焼台が残されていないことから、瓦の生産は短期間だったと思われる。登窯の東側に展開する作業場では4棟以上の建物跡を始め、コンクリート製の水簸施設・水路などを検出した。水
簸施設は粘土を水でさらして陶土を精製するための施設で、石見焼窯跡の複雑な水簸施設の全体を発掘調査で明らかにした。また、水簸施設に近接して陶土を脱水するための容器が大量に出土し、作業場の一端を垣間見ることがで
きた。作業場の造成や製品の出荷にも関係する川辺へのアプローチには数条にわたる石垣が設けられたほか、石見焼甕に土を充満して積み、石垣の代わりとした窯垣などを検出した。
 千本崎城跡は南北朝期の山城跡という伝承が残る丘陵だったが、発掘調査では山城跡を示す遺構は確認されなかった。一方、14世紀代の土器・陶器が出土し、南北朝期の墓が存在した可能性が高まっている。近世には幕府領となる江の川右岸の歴史を考えるうえで貴重な資料を提供した。

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