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堀遺跡(第4地点)

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/122732
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.122732
引用表記 株式会社地域文化財研究所 2015 『水戸市埋蔵文化財調査報告65:堀遺跡(第4地点)』水戸市教育委員会他
株式会社地域文化財研究所 2015 『堀遺跡(第4地点)』水戸市埋蔵文化財調査報告65
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書名 堀遺跡(第4地点)
発行(管理)機関 水戸市 - 茨城県
書名かな ほりいせき(だい4ちてん)
副書名 宅地造成に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書
巻次
シリーズ名 水戸市埋蔵文化財調査報告
シリーズ番号 65
編著者名
編集機関
株式会社地域文化財研究所
発行機関
水戸市教育委員会
株式会社 KUNO
株式会社 地域文化財研究所
発行年月日 20150630
作成機関ID 082015
郵便番号 310-8610
電話番号 029-306-8132
住所 茨城県水戸市笠原町978-5
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 堀遺跡
遺跡名かな ほりいせき
本内順位
遺跡所在地 茨城県水戸市堀町428-1・3・4,431,433
所在地ふりがな いばらきけんみとしほりまち428-1・3・4,431,433
市町村コード 08201
遺跡番号 064
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 362416.38
東経(世界測地系)度分秒 1402541.31
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.40455 140.428141
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20141014-20141205
調査面積(㎡)
2273.99
調査原因 宅地造成
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
遺構なし
主な遺物
縄文土器
石鏃
打製石斧
磨石
特記事項
種別
集落
時代
奈良
平安
主な遺構
竪穴建物跡
掘立柱建物跡
土坑
ピット
主な遺物
土師器
須恵器
墨書土器
銅製品(蛇尾)
鉄製品(鏃・鎌・釘)
磨石
土製品(支脚・粘土塊)
特記事項 奈良・平安時代では、版築技法を用いた3間×3間の総柱建物が調査され、豊島郡衙の御殿前遺跡において検出されている「地中梁」(「柱筋溝状遺構」)と同様の構造を示していた。また、竪穴建物の覆土上層から純銅製帯金具の蛇尾が出土し、郡衙近傍遺跡の性格を物語っている。
種別
集落
時代
南北朝
室町
戦国
安土桃山
江戸
主な遺構
台地整形遺構
溝跡
掘立柱建物跡
柵列
地下式坑
方形竪穴状遺構
井戸跡
土坑
ピット
主な遺物
常滑系(鉢・甕)
瀬戸・美濃系(天目茶碗・碗・皿・鉢・壺類・徳利・香炉・擂鉢・水注・志野丸皿
肥前系陶器(碗・壺類)
土師質土器(小皿・擂鉢・鍋・内耳鍋・鉢・壺・香炉)
瓦質土器(香炉・火鉢)
金属製品(煙管・鍋・鉄滓)
石製品(滑石製石鍋・硯・砥石・石臼・磨石)
銭貨(景徳元寶・天聖元寶・熙寧元寶・元豊通寶・元祐通寶)
特記事項 中・近世では、遺構を伴っていないが、北九州地域で生産されたとみられる13世紀末〜14世紀初頭の滑石製石鍋が発見され、郡衙のその後を考える上で注目される資料が得られた。
要約 堀遺跡は那賀郡衙の関連集落として知られていたが,調査により奈良・平安時代と,中・近世に大別できる結果となった。奈良・平安時代では8世紀後半~ 10 世紀初頭へかけて営まれた集落の一部で,版築技法を伴う大型の掘立柱建物跡が調査されている。中・近世では15 世紀後半~ 16 世紀代に地下式坑や大型の土坑,掘立柱建物跡が機能し,17 世紀前半に台地が整形され,方形竪穴状遺構や井戸跡が構築された。その後整地され18 世紀に終焉を迎える。台地整形の目的については明らかにできなかったが,椀形滓や砥石が出土していることから工房が営まれた可能性がある。

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