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発行機関一覧 (都道府県別) > 全国 > 東京都文京区 小石川一丁目遺跡

東京都文京区 小石川一丁目遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/138334
引用表記 テイケイトレード株式会社 埋蔵文化財事業部 2022 『B-163-1~3:東京都文京区 小石川一丁目遺跡』春日・後楽園駅前地区市街地再開発組合
テイケイトレード株式会社 埋蔵文化財事業部 2022 『東京都文京区 小石川一丁目遺跡』B-163-1~3
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ファイル
書名 東京都文京区 小石川一丁目遺跡
発行(管理)機関 文京区 - 東京都
書名かな とうきょうとぶんきょうく こいしかわいちょうめいせき
副書名 春日・後楽園駅前地区市街地再開発に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書
巻次
シリーズ名
シリーズ番号 B-163-1~3
編著者名
編集機関
テイケイトレード株式会社 埋蔵文化財事業部
発行機関
春日・後楽園駅前地区市街地再開発組合
発行年月日 20220331
作成機関ID
郵便番号
電話番号
住所
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 小石川一丁目遺跡
遺跡名かな こいしかわいっちょうめいせき
本内順位
遺跡所在地 東京都文京区小石川1-1~8
所在地ふりがな とうきょうとぶんきょうくこいしかわ1-1~8
市町村コード 13105
遺跡番号 138
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 354235
東経(世界測地系)度分秒 1394509
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.709722 139.7525
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20160822-20170331
調査面積(㎡)
5729
調査原因 春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業に伴う発掘調査
遺跡概要
種別
田畑
その他
時代
縄文
主な遺構
主な遺物
縄文土器
特記事項 縄文時代前期後半?、中期前半?、後期前葉~中葉の湿地帯の確認
種別
田畑
その他
時代
弥生
主な遺構
流路1条
木組遺構1基
溝状遺構1基
主な遺物
弥生土器
石器
木製品
加工材
構造物部材
大型植物遺体
特記事項 ・流路より宮ノ台式土器が出土
・流路より木組遺構の検出
種別
田畑
その他
時代
古墳
主な遺構
溝状遺構2条
土坑1基
主な遺物
土師器
木製品
構造物部材
特記事項 ・遺構より5世紀代の遺物が出土
・溝状遺構の内1条は古墳時代~奈良・平安時代以降の廃絶と推定される。
種別
田畑
その他
時代
奈良
平安
主な遺構
溝状遺構7条
土坑2基
主な遺物
土師器
特記事項 遺構より10世紀代の遺物が出土
種別
田畑
その他
時代
中世(細分不明)
主な遺構
流路1条
溝1条
水田跡1区画
主な遺物
土器
陶器
特記事項 流路、溝、水田跡の検出
種別
田畑
その他
時代
江戸
主な遺構
水田跡3区画
区画溝3条
排水溝11条
溝状遺構49条
池跡9基
土坑273基
その他501基
主な遺物
磁器
陶器
炻器
土器
土製品
金属製品
木製品(繊維製品)
骨角・貝製品
ガラス製品
石製品
自然遺物
土類
特記事項 ・江戸時代初頭のⅣ層上面から水田跡検出
・17世紀後葉廃絶の大名屋敷池跡より多量の金属製品、鍛冶関連遺物が出土
・瑞春院小石川御用屋敷の一部調査
・18世紀前葉の水害により一括廃絶された遺構、遺物の検出
・19世紀中葉・後葉廃絶の池跡の検出
・明治期廃絶の池跡の検出
要約 種別:屋敷、包蔵地、水田 総計376,357点・15,954,979.6g
 本調査地点は小石川谷内の沖積地に位置し、縄文時代から近代までの幅広い、遺構、遺物が確認された。縄文時代の当該地は湿地帯であったことが確認された。弥生時代では中期の流路が検出され、宮ノ台式土器や木製品などが出土した。また、流路内からは木組遺構が検出され、当時の谷内での水場の利用が認められた。古墳時代では5世紀、奈良・平安時代では106世紀を中心とした遺構、遺物が確認された。中世では流路と水田跡が確認された。江戸時代では初期の水田跡が確認され、その後17世紀前葉に盛土が構築され、武家屋敷として利用されていく。17世紀後葉の大名屋敷の池跡から多量の金属製品、未成品、金属製品の原料となる庖丁鉄が出土し、鍛冶が行われていたと推定される。文献調査によると当該地の一部は元禄2~6年頃には徳川綱吉の側室瑞春院の小石川御用屋敷であったと明らかになり、その時期の遺構、遺物が確認された。また、小石川一帯は京保13年(1728)に水害に遭っており、その水害による遺構、遺物の廃棄が認められた。今回の調査では武家屋敷内の池跡が多く検出されており、小石川谷内での排水対策とし、池を利用していたと推定される。池跡は明治時代まで存続するものも確認され、近代に入ってもなお、谷内の土地利用に必要であったと考えられる。

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