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武蔵国府関連遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/24566
引用表記 (財)東京都スポーツ文化事業団 東京都埋蔵文化財センタ− 2008 『東京都埋蔵文化財センター調査報告228:武蔵国府関連遺跡』(財)東京都スポーツ文化事業団 東京都埋蔵文化財センタ−
(財)東京都スポーツ文化事業団 東京都埋蔵文化財センタ− 2008 『武蔵国府関連遺跡』東京都埋蔵文化財センター調査報告228
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ファイル
書名 武蔵国府関連遺跡
発行(管理)機関 (公財)東京都教育支援機構東京都埋蔵文化財センター - 東京都
書名かな むさしこくふかんれんいせき
副書名 東京消防庁府中消防署建替工事に伴う埋蔵文化財調査
巻次
シリーズ名 東京都埋蔵文化財センター調査報告
シリーズ番号 228
編著者名
編集機関
(財)東京都スポーツ文化事業団 東京都埋蔵文化財センタ−
発行機関
(財)東京都スポーツ文化事業団 東京都埋蔵文化財センタ−
発行年月日 20081226
作成機関ID
郵便番号 206-0033
電話番号 042-373-5296
住所 東京都多摩市落合1-14-2
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 武蔵国府関連遺跡
遺跡名かな むさしこくふかんれんいせき
本内順位
遺跡所在地 東京都府中市寿町一丁目5の4・6
所在地ふりがな とうきょうとふちゅうしことぶきちょういっちょうめ5の4・6
市町村コード 13206
遺跡番号 2
北緯(日本測地系)度分秒 354025
東経(日本測地系)度分秒 1392841
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.6768 139.4749
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20070806-20080125
調査面積(㎡)
1732
調査原因 東京消防庁府中消防署新築工事
遺跡概要
種別
散布地
時代
縄文
主な遺構
主な遺物
土器(中期)
石器(石鏃
石核
打製石斧)
特記事項
種別
集落
時代
奈良
平安
主な遺構
住居跡23
建物跡10
土坑19
溝2
道路状遺構1
性格不明遺構8
ピット164
主な遺物
土師器
須恵器
土師質土器
灰釉陶器
緑釉陶器
白磁
土製品
円面硯
鉄製品(鎌
刀子
鉄鏃
鉸具
錠前
壺金具)
銅製品(八花鏡
六角飾鋲)
砥石
特記事項 完形小型八花鏡の出土。9世紀後半代の出土例としては、きわめて希少な資料である。
種別
集落
時代
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
性格不明遺構2
主な遺物
青磁
陶器
特記事項 主な時代:中世 近世
要約 [武蔵国府関連遺跡 要約]
本調査区は、古代武蔵の国府集落を構成する遺跡の一部をなしている。周辺からは、奈良から平安時代の竪穴建物跡・掘立柱建物跡をはじめ、井戸跡、道路跡、溝等の遺構が濃密に検出され、西へ250mの地点より古代の社と推定される遺構も確認された。発掘調査では、平安時代竪穴建物跡23棟、掘立柱建物跡10棟のほか、道路状遺構や溝など多くの遺構が検出された。本集落跡の存続時期は9世紀前葉から10世紀末葉頃にかけてで、発見された竪穴建物跡の中には、貯蔵穴や棚状施設、壁外に柱穴をもつ特異なタイプの建物も確認され、その建築構造を知る上でも興味深い成果が得られた。また、掘立柱建物跡の1柱穴から出土した銅製花形鋲、肘壺金具等は、正倉院宝物にみるような厨子や櫃などの調度品に用いられた可能性があり、大変重要な資料といえる。この他、中国から輸入された白磁碗も検出され、都との関連性をうかがわせる貴重な遺物である。 今回の調査の最大の成果は、SX22より出土した八花鏡であろう。本鏡は径6.5cmと小型鏡であるが、鏡背には小禽文や草花、雲文等を用いた「唐式鏡」である。おそらく、地鎮祭などの儀礼により埋納されたものと推定される。武蔵国府関連遺跡では、これまでに平安期の土坑墓から「白牙弾琴鏡」片が検出されたのみで、完全な鏡の出土は今回が初めてである。 この他、注目される遺物として「政所」や「八講」の墨書土器等が出土した。前者は貴族や寺院の家政機関、後者は追善供養としての「法華八講」を意味すると考えられるが、本調査区において両者の存在を示す遺構は確認されなかった。ただ、「唐物」と呼ばれる調度品に付属する金具や磁器、銅鏡が検出されたことは集落の特性を示す遺物と認識できる。????

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