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西村遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/129449
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.129449
引用表記 香川県埋蔵文化財センター 2019 『国道11 号大内白鳥バイパス改築工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告5:西村遺跡』香川県教育委員会
香川県埋蔵文化財センター 2019 『西村遺跡』国道11 号大内白鳥バイパス改築工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告5
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書名 西村遺跡
発行(管理)機関 香川県教育委員会 - 香川県
書名かな にしむらいせき
副書名
巻次
シリーズ名 国道11 号大内白鳥バイパス改築工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告
シリーズ番号 5
編著者名
編集機関
香川県埋蔵文化財センター
発行機関
香川県教育委員会
発行年月日 20190318
作成機関ID 370002
郵便番号 7620024
電話番号 0877482191
住所 香川県坂出市府中町字南谷5001-4
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 西村遺跡
遺跡名かな にしむらいせき
本内順位
遺跡所在地 香川県東かがわ市西村
所在地ふりがな かがわけんひがしかがわしにしむら
市町村コード 37207
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 341452
東経(世界測地系)度分秒 1341905
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.247777 134.318055
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20140600-20140900
20150600-20151100
調査面積(㎡)
3660
調査原因 道路建設
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
土坑
主な遺物
縄文土器(後期)
特記事項 落とし穴状遺構
種別
集落
時代
弥生
古墳
主な遺構
自然河川
竪穴建物
土坑 
主な遺物
弥生土器
土師器
石器
木製品
特記事項 皮袋形土器
種別
集落
時代
古代(細分不明)
主な遺構
掘立柱建物
柵列
鍛冶炉
銅溶解炉
主な遺物
土師器
須恵器
黒色土器
灰釉陶器
緑釉陶器
青磁
白磁
陶硯
鉄器
青銅器
鉛器
鍛冶鋳造関連遺物
特記事項 大型建物、鍛冶鋳造関連遺物
種別
集落
時代
中世(細分不明)
主な遺構
掘立柱建物
井戸
主な遺物
土師質土器
特記事項
種別
集落
時代
近世(細分不明)
主な遺構
土坑
主な遺物
陶磁器
土師質土器
特記事項
要約  県東部の大内平野の古代南海道推定線に近く、周囲に弥生前期の落合遺跡や西村古墳・清塚古墳、中世から続く与田寺が所在するなど歴史背景が豊富な遺跡である。調査の結果、弥生・平安時代の遺構・遺物を確認した。
 弥生時代は前期末の竪穴建物や河川を確認し落合遺跡を含めた集落の一角が明らかとなった。皮袋形土器は小片ながら大陸系の遺物として重要である。
 平安時代の建物は規模が大きく地域有力者の屋敷地と推定した。集落内で文書作成等を行ったことを示す硯や、越州窯青磁を含む貿易輸入磁器、緑釉・灰釉陶器・篠窯産須恵器などの国産陶器が出土し、銅溶解炉や鉄鍛冶炉などの鍛冶鋳造関連遺構からは貴重な高錫青銅を含む素材金属類が出土した。また宗教具の可能性がある黒色土器托上椀や鉛製ミニチュア水瓶も出土するなど政治・経済・宗教面における居住者の活発な活動が示された。
 11 世紀の集落は県内ではまとまった調査例が少なく、中世に移行する時期の讃岐国の社会動態を知る貴重な資料となった。

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