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発行機関一覧 (都道府県別) > 全国 > 三里塚御料牧場遺跡・岩山中袋遺跡(空港No.2遺跡)

三里塚御料牧場遺跡・岩山中袋遺跡(空港No.2遺跡)

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/32018
引用表記 千葉県文化財センター 1997 『千葉県文化財センター調査報告306:三里塚御料牧場遺跡・岩山中袋遺跡(空港No.2遺跡)』千葉県文化財センター他
千葉県文化財センター 1997 『三里塚御料牧場遺跡・岩山中袋遺跡(空港No.2遺跡)』千葉県文化財センター調査報告306
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ファイル
書名 三里塚御料牧場遺跡・岩山中袋遺跡(空港No.2遺跡)
発行(管理)機関 (公財)千葉県教育振興財団文化財センター - 千葉県
書名かな さんりづかごりょうぼくじょういせき・いわやまなかぶくろいせき(くうこうNo.2いせき)
副書名 土木保守管理センター等埋蔵文化財調査報告書
巻次
シリーズ名 千葉県文化財センター調査報告
シリーズ番号 306
編著者名
編集機関
千葉県文化財センター
発行機関
千葉県文化財センター
新東京国際空港公団
発行年月日 19970331
作成機関ID
郵便番号 284-0003
電話番号 043-422-8811
住所 千葉県四街道市鹿渡809-2
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 三里塚御料牧場遺跡
遺跡名かな さんりづかごりょうぼくじょういせき
本内順位
遺跡所在地 千葉県成田市三里塚御料牧場1-26
所在地ふりがな ちばけんなりたしさんりづかごりょうぼくじょう1-26
市町村コード 12211
遺跡番号 55
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 354420.8
東経(世界測地系)度分秒 1402242.2
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.739111 140.378388
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19930721-19930930
19940516-19940704
19940801-19940930
調査面積(㎡)
5984
調査原因 調整池地盤改良工事に伴う埋蔵文化財調査
遺跡概要
種別
散布地
時代
旧石器
主な遺構
石器集中6
主な遺物
ナイフ形石器
台形石器
角錐状石器
掻器
細石刃石核
特記事項 IV・V層段階の石器群と細石器石器群を検出。撚糸文系土器が多量に出土。「悦」と読める墨書土器が出土。
種別:包蔵地
種別
時代
縄文
主な遺構
炉穴1
集石1
主な遺物
縄文土器(早・前・中・後)
土製円板
特記事項
種別
時代
奈良
主な遺構
方形周溝状遺構1
小竪穴1
主な遺物
土師器
ロクロ土師器
須恵器
鉄滓
特記事項
遺跡名 岩山中袋遺跡
遺跡名かな いわやまなかぶくろいせき
本内順位
遺跡所在地 千葉県山武郡芝山町大袋台2015-1
所在地ふりがな ちばけんさんぶぐんしばやままちおおぶくろだい2015-1
市町村コード 12409
遺跡番号 6
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 354418.9
東経(世界測地系)度分秒 1402319.3
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.738583 140.388694
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19921101-19930331
19930401-19930720
19940408-19940729
調査面積(㎡)
20062
調査原因 土木保守管理センター建設に伴う埋蔵文化財調査
遺跡概要
種別
集落
時代
旧石器
主な遺構
石器集中1
主な遺物
石刃
ナイフ形石器
特記事項 VI層段階の石刃石器群を検出。7世紀後半の製錬に関わる工房群・鍛冶工房群。地下式壙を含む中世の土坑墓群。

遺跡名:岩山中袋遺跡(空港No2遺跡)
遺跡名かな:いわやまなかぶくろいせき(くうこうなんばーにいせき
種別
その他の生産遺跡
時代
縄文
主な遺構
住居跡2
土坑1
陥穴10
主な遺物
縄文土器(早・前・中)
特記事項
種別
散布地
時代
古墳
主な遺構
住居跡6
小竪穴2
土坑7
主な遺物
特記事項 種別:包蔵地
種別
製鉄
時代
奈良
主な遺構
鍛冶工房1
主な遺物
小鉄塊
鉄滓
羽口
炉壁
鍜造剥片
金床石
特記事項
種別
時代
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
方形竪穴跡1
地下式壙11
土壙30
溝4
井戸5
主な遺物
常滑系陶器
煙管
古銭
特記事項
要約 [三里塚御料牧場遺跡 要約]
三里塚御料牧場遺跡は、新東京国際空港南西部に位置し、栗山川に合流する高谷川と木戸川の開析によって形成された標高41m前後の台地上に立地する。旧石器時代では石器集中地点1か所と?層に集中して珪質頁岩を使用したナイフ形石器、石刃、搔器が出土した。縄文時代では茅山上層式期炉穴1基と集石遺構が検出された。また遺跡全域に土器が分布して出土した。出土土器は、早期前半(井草式〜稲荷台式)、早期中葉(田戸下層、田戸上層式)、早期後半(野島式、茅山上層式)、前期前半(黒浜式)、前期後半(諸磯式、浮島式、興津式)、中期(下小野式、五領ヶ台式、阿玉台式)、後期(安行?式)の土器が出土している。また土製玦状耳飾も2点出土した。奈良時代では8世紀前半の方形周溝墓1基と8世紀後半の竪穴状遺構1基が検出された。竪穴状遺構からは底部外面に「悦」が書かれた墨書土器が出土した。
[岩山中袋遺跡(空港No2遺跡) 要約]
岩山中袋遺跡は、新東京国際空港南端部に位置し栗山川に合流する高谷川と木戸川の開析によって形成された標高41m前後の台地上に立地する。旧石器時代では石器集中地点6か所と第1文化層(4層下部〜5層)と第2文化層(3層)を検出した。第1文化層は黒曜石主体のナイフ形石器主体に台形石器、角錐状石器、削器などを、第2文化層は珪質頁岩、チャートの細石刃石核を有する石器群を特徴とする。縄文時代では黒浜式期、加曽利E式期竪穴住居が各1軒、浮島式期土坑1基、陥穴10基を検出した。調査区全域および北側台地縁辺において早期、前期、中期土器片の分布を確認した。古墳時代では7世紀後半〜末に比定される鍛冶工房跡1基、竪穴住居跡7軒、小竪穴2基、土坑7基が検出した。鍛冶工房跡では鍛冶炉を検出し、砂鉄を始発原料とした荒鉄を小割り選別し成分調整のための精錬鍛冶から鍛錬鍛冶まで行っていたことが判明した。また竪穴住居跡より製錬滓、含鉄鉄滓が出土しており鉄塊の分離・選別場と居住の場であったことが明らかとされた。中・近世では13〜14世紀に属する方形竪穴、溝状遺構4条、地下式壙11基、井戸状遺構5基、土壙30基を検出した。土壙は墓壙とされる。

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