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東京外かく環状道路埋蔵文化財調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/31793
引用表記 千葉県教育振興財団 2016 『千葉県教育振興財団調査報告746:東京外かく環状道路埋蔵文化財調査報告書』千葉県教育振興財団
千葉県教育振興財団 2016 『東京外かく環状道路埋蔵文化財調査報告書』千葉県教育振興財団調査報告746
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ファイル
書名 東京外かく環状道路埋蔵文化財調査報告書
発行(管理)機関 (公財)千葉県教育振興財団文化財センター - 千葉県
書名かな とうきょうがいかくかんじょうどうろまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
副書名 市川市後通遺跡(1)〜(15)
巻次 9
シリーズ名 千葉県教育振興財団調査報告
シリーズ番号 746
編著者名
編集機関
千葉県教育振興財団
発行機関
千葉県教育振興財団
発行年月日 20160216
作成機関ID
郵便番号 284-0003
電話番号 043-424-4848
住所 千葉県四街道市鹿渡809-2
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 後通遺跡
遺跡名かな うしろどおりいせき
本内順位
遺跡所在地 千葉県市川市須和田1丁目80-1ほか
所在地ふりがな いちかわしすわだ1ちょうめ80-1ほか
市町村コード 12203
遺跡番号 008
北緯(日本測地系)度分秒 354411
東経(日本測地系)度分秒 1395513
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.7396 139.9171
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20030201-20030227
20030818-20040130
20060419-20060428
20070219-20070326
20070618-20070705
20080201-20080328
20080407-20080430
20100517-20100531
20100816
調査面積(㎡)
1790
3230
1163
600
3967
1720
2720
3896
調査原因 道路建設事業に伴う埋蔵文化財調査
遺跡概要
種別
散布地
時代
旧石器
主な遺構
主な遺物
旧石器時代石器
特記事項
種別
散布地
時代
縄文
主な遺構
主な遺物
縄文土器
漆塗竪櫛
石器
石製品
動植物遺体
特記事項
種別
散布地
時代
弥生
主な遺構
主な遺物
弥生土器
動植物遺体
特記事項 交通 官衙
種別
集落
交通
散布地
時代
古墳
主な遺構
溝1条
主な遺物
土師器
須恵器
石製模造品(有孔円盤)
特記事項
種別
集落
時代
奈良
平安
主な遺構
井戸3基
道路状遺構1条
主な遺物
二彩陶器
緑釉陶器
墨書土器「国」・「舘」・「十万」
土師器
須恵器
灰釉陶器
木製品
特記事項 砂堆上において、9世紀中頃に廃絶したとみられる井戸を検出した。
種別
集落
時代
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
井戸1基
土坑72基
道路状遺構1条
溝状遺構57条
主な遺物
中国陶磁(白磁、龍泉窯系青磁)
陶磁器類
土製品
羽口
転用砥石
砥石
石製品
銭貨
金属製品
木製品
漆器
特記事項 中世後半から近世にかけて機能していたとみられる堰状木組み遺構を設けた水路を検出した。
要約 [後通遺跡 要約]
後通遺跡は、下総国府推定地である国府台の南東、真間川に面した低地に位置する。発掘調査の結果、中近世陶磁器類をはじめ、多数の遺物が出土し、砂堆上の広範囲に溝や土坑が多数展開している状況を確認した。なお、縄文土器などの出土状態は流れ込みと理解できるものであったが、この点は、縄文時代晩期頃、海退に伴い沖積地とその中を流れる真間川水系が出現したことにより砂堆が形成されたという地質学的研究成果と矛盾しない。 古代の遺構では、9世紀中頃に廃絶したとみられる井戸の存在が特筆される。井戸枠と曲物を設置した井戸の中に流れ込んだ土器片の中には、墨書土器(「国」・「舘」)があった。また、調査地内から二彩陶器、緑釉陶器が出土しており、古代における遺跡の性格に関して、水場の機能を備えた下総国府関連遺跡という様相を推測できる。ほかに、時期的に遡る可能性がある遺構には、真間川に近い砂堆南部において検出された道路状遺構と溝がある。 溝や土坑の大半は、中近世のものと捉えられるが、それらの中には、中世後半から近世にかけて機能していたとみられる堰状木組み遺構を設けた水路もあった。この時期の遺構群については、近世の絵図にみえる調査地の西側隣接地にあった「神主屋敷」の周縁部における土地利用の一端を示すものと考えられる。 

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