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発行機関一覧 (都道府県別) > 全国 > 多古工業団地内遺跡群発掘調査報告書

多古工業団地内遺跡群発掘調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/31832
引用表記 千葉県文化財センター 1986 『千葉県文化財センター調査報告102:多古工業団地内遺跡群発掘調査報告書』千葉県企業庁他
千葉県文化財センター 1986 『多古工業団地内遺跡群発掘調査報告書』千葉県文化財センター調査報告102
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ファイル
書名 多古工業団地内遺跡群発掘調査報告書
発行(管理)機関 (公財)千葉県教育振興財団文化財センター - 千葉県
書名かな たここうぎょうだんちないいせきぐんはっくつちょうさほうこくしょ
副書名 林小原子台・巣根・土持台・林中ノ台・吹入台
巻次
シリーズ名 千葉県文化財センター調査報告
シリーズ番号 102
編著者名
編集機関
千葉県文化財センター
発行機関
千葉県企業庁
千葉県文化財センター
発行年月日 19860329
作成機関ID
郵便番号 284-0003
電話番号 043-424-4848
住所 千葉県四街道市鹿渡809-2
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 林小原子台遺跡
遺跡名かな はやしおばらくだいいせき
本内順位
遺跡所在地 千葉県香取郡多古町水戸字小原子台1538-1ほか
所在地ふりがな かとりぐんたこまちみとあざおばらくだい
市町村コード 12347
遺跡番号 001
北緯(日本測地系)度分秒 354320
東経(日本測地系)度分秒 1402618
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.7255 140.4351
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19810901-19811031
19820801-19821109
調査面積(㎡)
9060
調査原因 工業団地造成事業に伴う埋蔵文化財調査
遺跡概要
種別
散布地
時代
旧石器
主な遺構
石器集中地点6
主な遺物
旧石器時代石器(掻器、削器、石核、剥片、礫器、礫)
特記事項
種別
散布地
時代
縄文
主な遺構
陥穴2
主な遺物
縄文土器(早期、中期)、石器(石鏃、磨石)、土製品(土器片円板)
特記事項
種別
集落
時代
奈良
平安
主な遺構
方形区画墓2
骨臓器2
有天井土坑1
主な遺物
土師器
板状鉄製品
人骨
特記事項 骨臓器1基の外容器として使用された土師器甕の外面に「家長」のヘラ書きがある。
遺跡名 巣根遺跡
遺跡名かな すねいせき
本内順位
遺跡所在地 千葉県香取郡多古町水戸字巣根1561ほか
所在地ふりがな かとりぐんたこまちみとあざすね
市町村コード 12347
遺跡番号 002
北緯(日本測地系)度分秒 354321
東経(日本測地系)度分秒 1402628
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.7257 140.4378
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19810501-19810831
19820406-19820731
調査面積(㎡)
15270
調査原因 工業団地造成事業に伴う埋蔵文化財調査
遺跡概要
種別
散布地
時代
旧石器
主な遺構
石器集中地点13
主な遺物
旧石器時代石器(ナイフ形石器、掻器、尖頭器、石核、磨石、剥片、礫)
特記事項
種別
散布地
時代
縄文
主な遺構
陥穴10
主な遺物
縄文土器(早期、前期、中期)
石器(石鏃、打製石斧、磨石)
特記事項
種別
集落
時代
奈良
平安
主な遺構
竪穴住居2
鍛冶工房1
方形区画墓2
骨蔵器1
土坑1
主な遺物
土師器
須恵器
人骨
特記事項
遺跡名 土持台遺跡
遺跡名かな つちもちだいいせき
本内順位
遺跡所在地 千葉県香取郡多古町水戸字土持台1572-1ほか
所在地ふりがな かとりぐんたこまちみとあざつちもちだい
市町村コード 12347
遺跡番号 003
北緯(日本測地系)度分秒 354325
東経(日本測地系)度分秒 1402642
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.7268 140.4417
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19810701-19811203
19820107-19820329
19830201-19830331
19830404-19830630
調査面積(㎡)
13667
調査原因 工業団地造成事業に伴う埋蔵文化財調査
遺跡概要
種別
散布地
時代
旧石器
主な遺構
石器集中地点8
主な遺物
旧石器時代石器(局部磨製石斧、ナイフ形石器、掻器、削器、石核、磨石、剥片、礫)
特記事項
種別
集落
散布地
時代
縄文
主な遺構
炉穴5
陥穴20
遺物包含層2
主な遺物
縄文土器(早期、前期)
土製品(土器片円板、土玉)
石器(有舌尖頭器、石鏃、打製石斧、礫器、台石、磨石)
特記事項
種別
集落
時代
古墳
主な遺構
竪穴住居16
掘立柱建物1
主な遺物
土師器
土製品(土製支脚、土玉)
石製品(臼玉、臼玉未製品)
石製模造品(鏡形、剣形)
砥石、軽石、紡錘車)
特記事項
種別
集落
時代
奈良
平安
主な遺構
竪穴住居10
方形区画墓4
骨蔵器3
主な遺物
土師器
須恵器
土師器骨蔵器
石製品(軽石、砥石、石櫃)
鉄製品(刀子、飾金具、釘)
特記事項
遺跡名 林中ノ台遺跡
遺跡名かな はやしなかのだいいせき
本内順位
遺跡所在地 千葉県香取郡多古町水戸字中ノ台1516-2ほか
所在地ふりがな かとりぐんたこまちみとあざなかのだい
市町村コード 12347
遺跡番号 004
北緯(日本測地系)度分秒 354312
東経(日本測地系)度分秒 1402623
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.7232 140.4365
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19810701-19811203
19821025-19830331
調査面積(㎡)
8410
調査原因 工業団地造成事業に伴う埋蔵文化財調査
遺跡概要
種別
散布地
時代
旧石器
主な遺構
石器集中地点2
主な遺物
旧石器時代石器(磨石、剥片、礫)
特記事項
種別
集落
散布地
時代
縄文
主な遺構
陥穴4
主な遺物
縄文土器(中期、後期、晩期)、石器(石鏃、磨石)
特記事項
種別
集落
時代
古墳
主な遺構
古墳(円墳)2
竪穴住居2
主な遺物
土師器
須恵器
特記事項
種別
集落
時代
奈良
平安
主な遺構
方形区画墓2
有天井土坑4
主な遺物
土師器
特記事項
遺跡名 吹入台遺跡
遺跡名かな ふきいりだいいせき
本内順位
遺跡所在地 千葉県香取郡多古町水戸字吹入台1445ほか
所在地ふりがな かとりぐんたこまちみとあざふきいりだい
市町村コード 12347
遺跡番号 005
北緯(日本測地系)度分秒 354307
東経(日本測地系)度分秒 1402637
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.7218 140.4403
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19811201-19811228
19830701-19831008
調査面積(㎡)
7621
調査原因 工業団地造成事業に伴う埋蔵文化財調査
遺跡概要
種別
散布地
時代
旧石器
主な遺構
石器集中地点2
主な遺物
旧石器時代石器(局部磨製石斧、細石刃、磨石、石核、剥片)
特記事項
種別
集落
散布地
時代
縄文
主な遺構
陥穴4
主な遺物
縄文土器(早期、後期、晩期)
土製品(土器片錐)
石器(磨石、石錘)
特記事項
種別
集落
時代
奈良
平安
主な遺構
竪穴住居19
鍛冶工房1
掘立柱建物23
土坑23
主な遺物
土師器
須恵器
土製品(支脚、紡錘車)
石製品(支脚、紡錘車、軽石、砥石)
鉄製品(刀子、釘、鉄鏃)
特記事項
要約 [林小原子台遺跡 要約]
多古工業団地内遺跡群は栗山川の支流の多古橋川によって開析された支谷の奥部で、標高38m〜40mの台地に立地する。林小原子台遺跡の旧石器時代は、終末期の遺物が多量に出土した。奈良・平安時代は墓域が形成され、方形区画墓・骨蔵器などが検出された。そのうちの8世紀第4四半期の骨蔵器外容器蓋に使用された土師器甕にはヘラ書きの「家長」がみられる。また、副葬品の短冊形鉄製品は買地券または墓誌と考えられる。
[巣根遺跡 要約]
多古工業団地内遺跡群は栗山川の支流の多古橋川によって開析された支谷の奥部で、標高38m〜40mの台地に立地する。巣根遺跡の旧石器時代は、3層からメノウ製のナイフ形石器や木葉形尖頭器が出土した。遺構は散漫な分布であるが、縄文時代では若干の陥穴が検出された。奈良・平安時代は方形区画墓・骨蔵器等の墓や、竪穴住居・鍛冶工房が検出されたが、2基の方形区画墓が近接するほかは、各々の位置関係は離れている。 
[土持台遺跡 要約]
多古工業団地内遺跡群は栗山川の支流の多古橋川によって開析された支谷の奥部で、標高38m〜40mの台地に立地する。土持台遺跡の旧石器時代は、6層からナイフ形石器が、7層から局部磨製石斧が出土した。縄文時代は早期の炉穴・陥穴、早期撚糸文期の遺物包含層が検出された。遺構数はあまり多くなく、キャンプサイトといえる様相である。古墳時代は中期から後期にかけての集落が検出された。臼玉未製品の出土から、工房が検出された近隣遺跡との関連性がうかがえる。奈良・平安時代も集落および墓跡(方形区画墓・骨蔵器)が検出された。いくつかの竪穴住居と墓跡は同時存在の可能性がある。方形区画墓のうちの1基からは石製の骨蔵器である石櫃が出土した。。 
[林中ノ台遺跡 要約]
多古工業団地内遺跡群は栗山川の支流の多古橋川によって開析された支谷の奥部で、標高38m〜40mの台地に立地する。林中ノ台遺跡の旧石器時代は、3層から礫が、6〜7層から黒耀石の剥片が出土した。縄文時代は陥穴のみで遺構が少ない。古墳時代は、円墳が2基検出されたが、調査区外西方の遺跡から続くものである。また竪穴住居が2軒検出されたが、広大な面積の割に少ない。奈良・平安時代は、墓跡である方形区画墓と有天井土坑が若干検出されたが、集落はみられない。 
[吹入台遺跡 要約]
多古工業団地内遺跡群は栗山川の支流の多古橋川によって開析された支谷の奥部で、標高38m〜40mの台地に立地する。吹入台遺跡の旧石器時代は、3層から細石刃が、7層から局部磨製石斧が出土した。縄文時代は少数の陥穴が検出されたのみである。奈良・平安時代は密度の高い集落が検出された。特に多くの掘立柱建物が存在する点は、他の多古工業団地内遺跡群とは異なる。。 

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