殿坂口遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/141949
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.141949
引用表記 飛騨市教育委員会 2025 『飛騨市文化財調査報告書19:殿坂口遺跡』飛騨市教育委員会
飛騨市教育委員会 2025 『殿坂口遺跡』飛騨市文化財調査報告書19
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書名 殿坂口遺跡
発行(管理)機関 飛騨市 - 岐阜県
有償頒布・配布ページ https://www.city.hida.gifu.jp/site/bunka/book.html
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
書名かな とのさかぐちいせき
副書名
巻次
シリーズ名 飛騨市文化財調査報告書
シリーズ番号 19
編著者名
編集機関
飛騨市教育委員会
発行機関
飛騨市教育委員会
発行年月日 20250328
作成機関ID 21217
郵便番号 5094292
電話番号 0577737496
住所 岐阜県飛騨市古川町本町2-22
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
タイトル 総括
英語タイトル
著者
保谷 里歩
ページ範囲 19 - 21
NAID
都道府県 岐阜県
時代 中世(細分不明)
文化財種別
史跡・遺跡種別 散布地
遺物(材質分類)
学問種別 考古学
テーマ
他の電子リソース
引用表記
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抄録(内容要約)
所収遺跡
遺跡名 殿坂口遺跡
遺跡名かな とのさかぐちいせき
本内順位
遺跡所在地 岐阜県飛騨市神岡町殿字坂口
所在地ふりがな ぎふけんひだしかみおかちょうとのあざさかぐち
市町村コード 21217
遺跡番号 11821
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 361904
東経(世界測地系)度分秒 1371853
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.317777 137.314722
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20251111-20251126
調査面積(㎡)
31.5
調査原因 保存目的
遺跡概要
種別
散布地
時代
縄文
古代(細分不明)
中世(細分不明)
主な遺構
石積み
開口部
石列
礎石建物
集石遺構
主な遺物
土師器皿
瀬戸美濃焼
石造物
特記事項 石積みの存在を確認した。また、礎石を伴う中世の遺構面が3面残ることを確認した。
要約 殿坂口遺跡は、高原川右岸の西向き河岸段丘に立地する遺跡である。伝承や地表面観察等から中世の山寺跡と認識されている中で、初めて発掘調査を実施した。
 遺構は、平坦地③西側斜面に設定した1号トレンチにおいて石積み、開口部とそれに伴う石列を確認した。また、平坦地①に設定した2号トレンチにおいて、3時期の遺構面を確認した。下層より、第1遺構面・第2遺構面・第3遺構面である。第1遺構面では礎石1基、第2遺構面では礎石1基、土坑2基、第3遺構面では礎石2基、集石遺構を確認した。
 遺物は、1号トレンチ表土より二次加工痕のみられる石造物が出土した。2号トレンチでは、確認した第1遺構面の造成土から16世紀前葉の土師器皿片が出土した。3号トレンチでは、耕作土より瀬戸美濃焼片1点が出土した。
 殿坂口遺跡は、踏査による採集遺物から縄文・古代・中世の遺跡として登録されており、中世では13世紀後半~15世紀前半に使用されたと考えられていた。しかし、今回の調査で16世紀前葉と推定される土師器皿片が出土したことにより、殿坂口遺跡の存続時期が16世紀前葉にまで下ることが明らかとなった。2号トレンチで確認した遺構・遺物の状況より、中世を通じて礎石建物の立て替えながら本遺跡が利用されていたことは、中世高原郷の館、山城、集落、寺社の変遷にかかわる重要な成果である。
 一方で、石積みの構造や、遺物が出土しなかった1号トレンチ、2号トレンチの第1・第2遺構面の時期等新たに生じた課題もある。当遺跡の実態と周辺遺跡を含めた変遷を明らかにすべく、今後も調査・研究を継続していきたい。

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