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発行機関一覧 (都道府県別) > 全国 > 那覇市大嶺海岸の石切場等跡

那覇市大嶺海岸の石切場等跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/94694
引用表記 那覇市市民文化部文化財課 2018 『那覇市文化財調査報告書107:那覇市大嶺海岸の石切場等跡』那覇市
那覇市市民文化部文化財課 2018 『那覇市大嶺海岸の石切場等跡』那覇市文化財調査報告書107
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ファイル
書名 那覇市大嶺海岸の石切場等跡
発行(管理)機関 那覇市 - 沖縄県
書名かな なはしおおみねかいがんのいしきりばとうあと
副書名 那覇空港滑走路増設事業に伴う緊急発掘調査報告
巻次
シリーズ名 那覇市文化財調査報告書
シリーズ番号 107
編著者名
編集機関
那覇市市民文化部文化財課
発行機関
那覇市
発行年月日 20180315
作成機関ID
郵便番号 9008585
電話番号 0989173501
住所 沖縄県那覇市泉崎1-1-1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 那覇市大嶺海岸の石切場等跡
遺跡名かな なはしおおみねかいがんのいしきりばとうあと
本内順位
遺跡所在地 沖縄県那覇市大嶺地先(公有水面)
所在地ふりがな おきなわけんなはしおおみねちさき(こうゆうすいめん)
市町村コード 47201
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 261156.04
東経(世界測地系)度分秒 1273815.34
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 26.1989 127.637594
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20100624-20150331
20150918-20160222
調査面積(㎡)
128500
1110000
調査原因 那覇空港滑走路増設事業
遺跡概要
種別
その他の生産遺跡
時代
近世(細分不明)
近代(細分不明)
主な遺構
石切場
護岸跡
主な遺物
鉄製品
青花
本土産陶磁器
沖縄産施釉陶器
沖縄産無釉陶器
陶質土器
蔵骨器
円盤状製品
ガラス製品
金属製品
石器
特記事項 広大な範囲に石切場跡や護岸跡、民俗文化財に関する遺構及び石切作業に関連する工具・石材等が確認された。
要約 今回の調査は、内閣府 沖縄総合事務局 那覇港湾・空港整備事務所が計画・整備する那覇空港滑走路増設事業に伴って実施されたものである。沖縄本島最西端の「大嶺崎」の西側に広がる公有水面に所在する沖縄近世・近代の「石切場跡」がメインの調査対象であった。調査は、11,000㎡(190基)の石切場跡等の精査・図化、128,500㎡の測量・図化作業を実施した。また、調査範囲について、全体測量による3Dモデリングを作成して、より視覚に特化したデータを記録として保存できた。採取された遺物は、切り出されたままの石材や石切作業に関連する工具である鉄製品(イヤ・ツルハシ)が得られた。その他、青花(中国産磁器)、本土産陶磁器、沖縄産陶器、瓦、蔵骨器、円盤状製品など、「大嶺村」に伴う資料も採取された。ただし、調査範囲は、先の大戦前後に、日米の軍事施設として接収された地域でもあり、近・現代に伴うものも少なくなかった。その他、『大嶺の今昔』で語られる様々な、民俗文化財も確認された。本遺跡は、今回の調査範囲の周辺にも広大な石切場跡や民俗文化財が所在する。今後、さらなる那覇空港関連整備事業が計画される際は、文化財保護の視点の留意が必要である。合わせて、「大嶺村」での往時の人々の営みの背景、沖縄における石造文化の生産・流通に関する研究の発展に寄与する調査となった。

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