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油面遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/129412
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.129412
引用表記 公益財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団 2021 『埼玉県埋蔵文化財調査事業団報告書470:油面遺跡』公益財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団
公益財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団 2021 『油面遺跡』埼玉県埋蔵文化財調査事業団報告書470
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書名 油面遺跡
発行(管理)機関 (公財)埼玉県埋蔵文化財調査事業団 - 埼玉県
書名かな あぶらめんいせき
副書名 2嵐山-14号 油面遺跡報告書作成業務委託埋蔵文化財発掘調査報告
巻次
シリーズ名 埼玉県埋蔵文化財調査事業団報告書
シリーズ番号 470
編著者名
編集機関
公益財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団
発行機関
公益財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団
発行年月日 20210323
作成機関ID
郵便番号 3690108
電話番号 0493393955
住所 埼玉県熊谷市船木台4丁目4番地1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 油面遺跡
遺跡名かな あぶらめんいせき
本内順位
遺跡所在地 埼玉県比企郡嵐山町大字勝田468-1他
所在地ふりがな さいたまけんひきぐんらんざんまちおおあざかちだ468-1ほか
市町村コード 11342
遺跡番号 198
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 360423
東経(世界測地系)度分秒 1391928
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.073055 139.324444
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
調査面積(㎡)
調査原因
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
平安
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
住居跡
遺物包含層
炭焼窯跡
溝跡
道路跡
主な遺物
縄文土器
石器
土師器
須恵器
鉄斧
紡錘車
特記事項 縄文時代前期後葉諸磯式期の住居跡が4軒検出された
要約  油面遺跡は、関越自動車道嵐山小川ICから北東へ約0.8km の嵐山花見台工業団地南東端に隣接する比企郡嵐山町字勝田地内に所在する。遺跡は、比企丘陵内、馬の背状の尾根上に立地し、わずかな平場に主に縄文時代・平安時代の遺構が点在していた。
 縄文時代では、住居跡が4軒確認された。住居跡内からの出土遺物は微量であったものの、住居跡の位置する平場下の斜面から検出された縄文時代の遺物は、縄文時代前期後葉諸磯式期が主体であった。このことから、住居跡も諸磯式期に属するものと考えられる。また、出土した土器片には、早期~中期までの土器片が含まれており、遺構は検出されなかったものの当該時期にも土地利用がなされていたことがうかがえる。
 古代では、9世紀後半の住居跡1軒・炭焼窯跡2基が確認された。住居跡からは、土製・石製の紡錘車や袋状鉄斧が出土した。袋状鉄斧は遺構外からもう1点出土しており、注目される。
 炭焼窯跡は自然科学分析により平安時代中期から鎌倉時代初期の年代が得られた。遺跡周辺の丘陵には、時期不明の炭焼窯跡が多数確認されており、これらの時期を検討するうえで貴重な資料となった。

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