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神後田遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/99948
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.99948
引用表記 松江市 2021 『松江市文化財調査報告書197:神後田遺跡』松江市
松江市 2021 『神後田遺跡』松江市文化財調査報告書197
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書名 神後田遺跡
発行(管理)機関 松江市文化スポーツ部埋蔵文化財調査課 - 島根県
書名かな じごでいせき
副書名 発掘調査報告書
巻次
シリーズ名 松江市文化財調査報告書
シリーズ番号 197
編著者名
編集機関
松江市
発行機関
松江市
発行年月日 20210331
作成機関ID 322016
郵便番号 6908540
電話番号 0852555284
住所 島根県松江市末次町86番地
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 神後田遺跡
遺跡名かな じごでいせき
本内順位
遺跡所在地 島根県松江市浜乃木5丁目1190-1ほか
所在地ふりがな しまねけんまつえしはまのぎ5ちょうめ
市町村コード 32201
遺跡番号 D1172
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 352634
東経(世界測地系)度分秒 1330308
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.442777 133.052222
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20171115-20171117
調査面積(㎡)
348.01
調査原因 保存目的調査
遺跡概要
種別
集落
時代
弥生
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
環壕
竪穴建物
大溝
主な遺物
弥生土器
須恵器
陶器
石器
礫石
鉄器
特記事項 弥生時代前期末~中期初頭の環壕・黒曜石集石土坑、弥生時代後期前半の竪穴建物、中近世の方形大溝を検出。環壕からは弥生土器・石器・礫石が出土、竪穴建物からは弥生土器・黒曜石及び水晶残核・ヤリガンナが出土、大溝からは近世陶器が出土した。
要約 神後田遺跡は島根県松江市浜乃木五丁目に所在する。本遺跡は平成29 年の試掘調査によって発見され、平成29 年~令和2 年度にかけて、遺跡の詳細な情報を得ることを目的とし発掘調査を実施した。調査の結果、弥生時代前期末~中期初頭の環壕・黒曜石集石土坑、弥生時代後期前半の竪穴建物2 棟、中近世の方形大溝を検出した。本遺跡の南約500 m地点の丘陵には国史跡田和山遺跡が存在する。出雲地域最大規模の三重環壕を有しており、環壕内部に居住空間が認められない点から、日本列島における一般的な弥生時代の環濠集落とは特異な性格であると位置付けられている。本報告の神後田遺跡で検出された環壕は田和山遺跡の初期段階の環壕と同時期であることがわかった。このことから、弥生時代前期に両者2 つの環壕が並立し存在していたことが判明し、相互の有機的な関係性が浮かび上がることとなった。両遺跡が所在する乃木地域は宍道湖を経由した東西交易ルートの玄関口にあたり、交通の要所に存在する神後田遺跡、田和山遺跡は、出雲地域における弥生時代の集落遺跡を考えるうえで重要な意義を有するものといえる。

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