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発行機関一覧 (都道府県別) > 全国 > 首都圏中央連絡自動車道埋蔵文化財調査報告書

首都圏中央連絡自動車道埋蔵文化財調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/31009
引用表記 千葉県教育振興財団 2008 『千葉県教育振興財団調査報告597:首都圏中央連絡自動車道埋蔵文化財調査報告書』国土交通省関東地方整備局他
千葉県教育振興財団 2008 『首都圏中央連絡自動車道埋蔵文化財調査報告書』千葉県教育振興財団調査報告597
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ファイル
書名 首都圏中央連絡自動車道埋蔵文化財調査報告書
発行(管理)機関 (公財)千葉県教育振興財団文化財センター - 千葉県
書名かな しゅとけんちゅうおうれんらくじどうしゃどうまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
副書名 袖ケ浦市上宮田台遺跡 1: 弥生時代以降
巻次 8
シリーズ名 千葉県教育振興財団調査報告
シリーズ番号 597
編著者名
編集機関
千葉県教育振興財団
発行機関
国土交通省関東地方整備局
千葉県教育振興財団
発行年月日 20080331
作成機関ID
郵便番号 284-0003
電話番号 043-424-4848
住所 千葉県四街道市鹿渡809-2
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 上宮田台遺跡
遺跡名かな かみみやただいいせき
本内順位
遺跡所在地 千葉県袖ケ浦市 上宮田字羽雄190ほか
所在地ふりがな ちばけんそでがうらしかみみやたあざはゆう190ほか
市町村コード 12229
遺跡番号 030
北緯(日本測地系)度分秒 352124
東経(日本測地系)度分秒 1400101
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.3599 140.0137
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20021114-20040319
調査面積(㎡)
16970
調査原因 道路建設に伴う埋蔵文化財調査
遺跡概要
種別
散布地
時代
弥生
主な遺構
主な遺物
弥生土器(中期?・後期)
特記事項 手焙形土器の破片が出土した。
種別
集落
その他の生産遺跡
時代
古墳
奈良
平安
主な遺構
竪穴住居43
掘立柱建物6
方形竪穴状遺構1
方形周溝状遺構2
鍛冶遺構1
小ピット56
主な遺物
土師器
須恵器(6世紀から9世紀)
鉄製品(刀子、穂摘具、鉄鏃、鉄斧、釘、素材)
支脚
土錘
焼成粘土塊
羽口
炉壁
鉄塊系遺物
含鉄鉄滓
椀形滓
製錬滓
粒状滓
鍛造剥片
スラグ
小玉
石製紡錘車
砥石
特記事項 奈良時代の製鉄集落である。単独の鍛冶遺構と住居内鍛冶施設が検出された。鍛冶遺構の周辺から製鉄関連遺物が多量に出土し、作業空間であったと推測される。製錬滓も出土し、調査区外に製錬炉が存在する可能性がある。
種別
時代
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
台地整形区画1
土塁2
台地段整形1
掘立柱建物37
方形竪穴状遺構1
虎口状遺構1
火葬遺構1
地下式坑9
粘土貼土坑6
井戸6
土坑105
小ピット
シシ穴1
斜面整形1
溝38
柵列14
主な遺物
カワラケ
火鉢
瀬戸天目茶碗
瓶子
徳利
擂鉢
水注
瀬戸美濃皿類
渥美大甕
常滑片口鉢
備前瓶子
舶裁白磁皿
青磁皿
香炉
転用砥石
砥石
石塔
板碑
金属製品
北宋銭
明銭
近世銭
特記事項 堀によって方形に区画された館跡と、台地整形区画が検出された。館跡は、15世紀頃成立したと考えられるが、同じ台地上では堀に先行し方角などが一致する溝が複数検出されたほか、12・13世紀代の遺物がまとまって出土しており、中世前葉から居館が存在した可能性がある。台地整形区画は複数の掘立柱建物が規則的な配置で建てられており、複数回の建て替えが行われている。区画外側には墓壙と考えられる土坑が多数検出されている。戦国期から近世に至る屋敷跡と考えられる。
要約 [上宮田台遺跡 要約]
小櫃川の支流である槍水川に注ぐ支谷が入り込んだ標高約65mの東西に細長い台地上にある。本書は、弥生時代以降についての報告書で、旧石器・縄文時代は別に刊行する予定である。弥生時代は遺構の検出はないが、手焙形土器の破片が出土。古墳〜奈良・平安時代は、竪穴住居跡43・掘建柱建物6・方形竪穴状遺構1・方形周溝状遺構1・鍛冶遺構1などを検出。中でも住居内から鍛冶施設が検出され、周辺からも製鉄関連遺物が多量に出土し、近くに製錬炉が存在する可能性が大である。中世以降は、台地整形・堀により区画された館跡が検出され、15世紀頃を中心にして、出土遺物からみてすでに12・13世紀頃から居館が存在した可能性がある。また区画外から墓坑が多数検出され、戦国〜近世に至る屋敷跡の存在も考えられる。

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