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御伊勢森遺跡第2次調査 上粕屋・黒岩遺跡 上粕屋・北久保遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/143069
引用表記 公益財団法人かながわ考古学財団 2024 『かながわ考古学財団調査報告339:御伊勢森遺跡第2次調査 上粕屋・黒岩遺跡 上粕屋・北久保遺跡』公益財団法人かながわ考古学財団
公益財団法人かながわ考古学財団 2024 『御伊勢森遺跡第2次調査 上粕屋・黒岩遺跡 上粕屋・北久保遺跡』かながわ考古学財団調査報告339
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書名 御伊勢森遺跡第2次調査 上粕屋・黒岩遺跡 上粕屋・北久保遺跡
発行(管理)機関 (公財)かながわ考古学財団 - 神奈川県
書名かな おいせのもりいせきだい2じちょうさ かみかすや・くろいわいせき かみかすや・きたくぼいせき
副書名 新東名高速道路(伊勢原市上粕屋地区)建設事業に伴う発掘調査
巻次
シリーズ名 かながわ考古学財団調査報告
シリーズ番号 339
編著者名
編集機関
公益財団法人かながわ考古学財団
発行機関
公益財団法人かながわ考古学財団
発行年月日 20240228
作成機関ID
郵便番号 2320033
電話番号 0452528689
住所 神奈川県横浜市南区中村町3-191-1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 御伊勢森遺跡第2次調査
遺跡名かな おいせのもりいせき
本内順位 1
遺跡所在地 神奈川県伊勢原市上粕屋1521、1528外
所在地ふりがな かながわけんいせはらしかみかすや1521、1528ほか
市町村コード 14214
遺跡番号 74
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 352455.63
東経(世界測地系)度分秒 1391706.99
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.415452 139.285274
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20100616-20110228
20110701-20120131
20150301-20150331
20150401-20150430
調査面積(㎡)
1839
調査原因 道路建設
遺跡概要
種別
田畑
時代
近世(細分不明)
主な遺構
掘建柱建物跡1
地下ムロ3
井戸3
土坑30
畝状遺構3
ピット135
主な遺物
磁器
陶器
土製品
金属製品
石製品
特記事項 17~19世紀の遺物出土。主体は18~19世紀。
種別
時代
中世(細分不明)
主な遺構
溝状遺構1
土坑4
ピット列1
ピット53
主な遺物
陶器
特記事項
種別
時代
弥生
古墳
古代(細分不明)
主な遺構
土坑1
ピット4
主な遺物
土師器
須恵器
特記事項
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
竪穴住居址4
掘建柱建物跡1
集石10
土坑185
ピット377
主な遺物
土器
石器
特記事項 縄文時代中期後葉を主体とした集落。早期東海系土器が出土。
遺跡名 上粕屋・黒岩遺跡
遺跡名かな かみかすや・くろいわいせき
本内順位 2
遺跡所在地 神奈川県伊勢原市上粕屋地先
所在地ふりがな かながわけんいせはらしかみかすやちさき
市町村コード 14214
遺跡番号 74
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 352456.54
東経(世界測地系)度分秒 1391712.43
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.415705 139.286786
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20110216-20110331
20140616-20140715
20150501-20150831
調査面積(㎡)
2899
調査原因 道路建設
遺跡概要
種別
田畑
時代
近世(細分不明)
主な遺構
段切り状遺構1
溝状遺構4
土坑21
畝状遺構2
ピット26
主な遺物
磁器
陶器
土製品
金属製品
石製品
特記事項 17~19世紀までの遺物出土、主体は18世紀~19世紀。
種別
時代
奈良
平安
主な遺構
土坑11
ピット6
主な遺物
土師器
特記事項
種別
時代
弥生
古墳
主な遺構
ピット9
主な遺物
特記事項
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
竪穴住居址7
焼土址4
土坑19
ピット58
主な遺物
土器
石器
特記事項 縄文時代中期後葉をしゅたいとした集落。
遺跡名 上粕屋・北久保遺跡
遺跡名かな かみかすや・きたくぼいせき
本内順位 3
遺跡所在地 神奈川県伊勢原市上粕屋1815外
所在地ふりがな かながわけんいせはらしかみかすや1815ほか
市町村コード 14214
遺跡番号 39
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 352456.39
東経(世界測地系)度分秒 1391703.95
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.415663 139.28443
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20110516-20110630
調査面積(㎡)
549
調査原因 道路建設
遺跡概要
種別
時代
近世(細分不明)
主な遺構
掘建柱建物跡3
竪穴状遺構1
井戸1
溝状遺構1
土坑6
ピット110
主な遺物
磁器
陶器
かわらけ
土製品
金属製品
銭貨
石製品
特記事項
種別
時代
中世(細分不明)
主な遺構
溝状遺構1
主な遺物
陶器
特記事項 屋敷を囲繞する溝状遺構。
要約  御伊勢森遺跡第2次調査、上粕屋・黒岩遺跡は、伊勢原市上粕屋字御伊勢ノ森から秋山・辻付近まで延びる台地上に、上粕屋・北久保遺跡は、上粕屋扇状地扇頂から御伊勢ノ森まで延びる台地上に所在する。
 御伊勢森遺跡第2次調査、上粕屋・黒岩遺跡では、近世、中世、奈良・平安時代、弥生時代~古墳時代、縄文時代の遺構と遺物を検出した。近世では、18~19世紀を中心とした耕作に関連する遺構を検出した。中世、奈良・平安時代、弥生時代~古墳時代の遺構と遺物を検出したが、その数量は少ない。縄文時代では、早期から後期までの遺構と遺物を検出した。早期の条痕文系・東海系土器がまとまって出土しており、注目される。該期では中期後葉が主体となる。両遺跡で検出した竪穴住居跡は合計11軒になり、それらは半弧状に分布していることから、環状集落を形成すると考えられる。また、両遺跡から約150m東に位置する神成松遺跡においても、両遺跡とほぼ同時期の環状集落が確認されており、近接して2つの環状集落が展開する双環状集落が形成されていたと考えられる。
 上粕屋・北久保遺跡では、近世、中世の遺構と遺物を検出した。近世では、掘建柱建物や竪穴状遺構などを検出した。近接して八王子通り大山道があるが、遺物から庶民的な生活が窺われた。中世では南側にある台地から延伸する溝状遺構を検出した。溝状遺構は台地を切る様に造られている。近年に行われた調査によって、溝状遺構内に屋敷地が展開しており、それを囲うように溝状遺構が巡っていることが明らかとなっている。屋敷地と外とを区画し、かつ防御性を併せた機能を有していたと考えられる。

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