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甲府城下町遺跡30(山梨県甲府市中央2丁目[旧柳町一丁目]地点)

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/139440
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.139440
引用表記 昭和測量株式会社 2022 『甲府市文化財調査報告127:甲府城下町遺跡30(山梨県甲府市中央2丁目[旧柳町一丁目]地点)』山梨県中北建設事務所他
昭和測量株式会社 2022 『甲府城下町遺跡30(山梨県甲府市中央2丁目[旧柳町一丁目]地点)』甲府市文化財調査報告127
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書名 甲府城下町遺跡30(山梨県甲府市中央2丁目[旧柳町一丁目]地点)
発行(管理)機関 昭和測量(株) - 山梨県
書名かな こうふじょうかまちいせき30(やまなしけんこうふしちゅうおう2ちょうめ[きゅうやなぎまちいっちょうめ]ちてん)
副書名 都市計画道路大手二丁目浅原橋線街路事業に伴う発掘調査報告書
巻次
シリーズ名 甲府市文化財調査報告
シリーズ番号 127
編著者名
編集機関
昭和測量株式会社
発行機関
山梨県中北建設事務所
甲府市教育委員会
昭和測量株式会社
発行年月日 20220311
作成機関ID 19201
郵便番号 4000032
電話番号 0552354448
住所 山梨県甲府市中央3-11-27
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 甲府城下町遺跡
遺跡名かな こうふじょうかまちいせき
本内順位
遺跡所在地 山梨県甲府市中央2丁目地内
所在地ふりがな やまなしけんこうふしちゅうおう2ちょうめちない
市町村コード 19201
遺跡番号 253
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 353940
東経(世界測地系)度分秒 1383420
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.661111 138.572222
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20210623-20210720
調査面積(㎡)
25
調査原因 都市計画道路街路事業
遺跡概要
種別
集落
時代
近世(細分不明)
近代(細分不明)
主な遺構
廃棄土坑
上水遺構
溝状遺構
地境
集石遺構
土坑
礎石
主な遺物
土器
陶器
磁器
土製品
木製品
石製品
金属製品
ガラス製品
動物遺体
種子
特記事項 近世面より溶融物の付着した土器・陶器が出土した。近世以前に遡ると見られる溝状遺構が検出された。
要約  周知の埋蔵文化財包蔵地である甲府城下町遺跡のうち、甲府城より南南東約480ⅿの中央2丁目地点の発掘調査である。調査地は、近世において甲府城三の堀郭内の下府中の町人地である柳町一丁目に所在し、付近では金座が営まれていたと推定されている。遺構として近代の建物礎石、18世紀から19世紀の近世に当たる地境や廃棄土坑、上水遺構などが検出されるとともに、近世以前まで遡る溝跡が2条検出された。遺物は陶磁器が主体であるが、近世遺構面より、内面に溶融物の付着する土器・陶器が複数出土しており、一部には金粒の付着が認められた。
 過去に柳町一丁目で実施された発掘調査においても溶融物の付着する遺物が確認されてきたことは、金属の精錬・加工を行う工房が存在していた可能性を示唆している。
 また、調査地点の面する柳町通りは、古来より甲斐国と東海地方とを結ぶ流通路である中道往還の一部あることからも、近世城下町造営以前に構築された遺構が付近に存在する可能性を再確認することとなった。

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