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白保竿根田原洞穴遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/19330
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.19330
引用表記 沖縄県立埋蔵文化財センター 2013 『沖縄県立埋蔵文化財センター調査報告書65:白保竿根田原洞穴遺跡』沖縄県立埋蔵文化財センター
沖縄県立埋蔵文化財センター 2013 『白保竿根田原洞穴遺跡』沖縄県立埋蔵文化財センター調査報告書65
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書名 白保竿根田原洞穴遺跡
発行(管理)機関 沖縄県立埋蔵文化財センター - 沖縄県
書名かな しらほさおねたばるどうけついせき
副書名 新石垣空港建設工事に伴う緊急発掘調査報告書
巻次
シリーズ名 沖縄県立埋蔵文化財センター調査報告書
シリーズ番号 65
編著者名
編集機関
沖縄県立埋蔵文化財センター
発行機関
沖縄県立埋蔵文化財センター
発行年月日 20130329
作成機関ID 470007
郵便番号 9030125
電話番号 0988358752
住所 沖縄県中頭郡西原町字上原193-7
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 白保竿根田原洞穴遺跡
遺跡名かな しらほさおねたばるどうけついせき
本内順位
遺跡所在地 沖縄県石垣市字白保~盛山
所在地ふりがな おきなわけんいしがきしあざしらほ
市町村コード 47207
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 242401.47
東経(世界測地系)度分秒 1241445.8
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 24.400408 124.246055
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20100801-20101103
調査面積(㎡)
220
調査原因 新石垣空港建設工事
遺跡概要
種別
散布地
時代
旧石器
縄文
弥生
古墳
主な遺構
崖葬墓
礫敷遺構
炉跡
ほか
主な遺物
土器
石器
石器石材
貝製品
骨製品
中国産青磁
白磁
中国
タイ産褐釉陶器
人骨
脊椎動物遺体
貝類
特記事項 八重山初の更新世人骨を確認。八重山初の完新世初頭人類文化(石器、イノシシ骨)を確認。八重山初の下田原期人骨(崖葬墓)を確認。炉跡とともに 世紀前後の貿易陶磁器を確認。
種別 : 埋蔵文化財包蔵地
主な時代:完新世初頭 下田原期~無土器期 原史
要約 白保竿根田原洞穴遺跡では、2010年8月~11月までの4ヶ月間にわたって緊急発掘調査が実施された。面積は調査区Ⅰ(遺跡本体)が約60㎡、調査区Ⅱ(洞穴内部)が約160㎡である。事業の実施にあたっては、白保竿根田原洞穴総合調査委員会を設置し、慎重かつ適切な調査を進めた。発掘調査の結果、本遺跡は旧石器時代(後期更新世)、完新世初頭(約9,500BP)、下田原期~無土器期、原史時代(グスク時代相当)にわたって人類によって利用された洞穴遺跡であることがわかった。これまで、八重山諸島最古の人類文化は約4千年前の下田原期であったが、約2万年前の旧石器時代から人類が生息していたことが明らかとなり、約9千5百年前の完新世初頭においても人類活動の痕跡が確認され、八重山諸島は沖縄諸島同様の古い歴史文化を有する島であることがわかった。また、下田原期においては、遺跡の存在は知られているにもかかわらず、それを担った人類の骨そのものが未発見という長い課題を抱えていたが、複数体分の人骨が葬られた崖葬墓が確認され、課題の一端が解決された。その他、各包含層から微小な遺物を回収するために実施したフローテーションによって、豊富な脊椎動物遺体が回収され、人類活動とそれにかかわる古環境、古生物等の復元が可能となった。

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