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稲荷迫遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/22629
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.22629
引用表記 鹿児島県立埋蔵文化財センター 2012 『鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書169:稲荷迫遺跡』鹿児島県立埋蔵文化財センター
鹿児島県立埋蔵文化財センター 2012 『稲荷迫遺跡』鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書169
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ファイル
書名 稲荷迫遺跡
発行(管理)機関 鹿児島県教育委員会 - 鹿児島県
書名かな いなりざこいせき
副書名 志布志福山線(有明志布志道路)改築に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書
巻次
シリーズ名 鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書
シリーズ番号 169
編著者名
編集機関
鹿児島県立埋蔵文化財センター
発行機関
鹿児島県立埋蔵文化財センター
発行年月日 20120300
作成機関ID
郵便番号 8994318
電話番号 0995485811
住所 鹿児島県霧島市国分上野原縄文の森2番1号
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 稲荷迫遺跡
遺跡名かな いなりざこいせき
本内順位
遺跡所在地 鹿児島県志布志市志布志町安楽中島
所在地ふりがな かごしまけん しぶしし しぶしちょう あんらく なかしま
市町村コード 46221
遺跡番号 221-293
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 313030.6
東経(世界測地系)度分秒 1310452.68
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 31.508499 131.0813
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20090610-20101028
調査面積(㎡)
16250
調査原因 志布志福山線 ( 有明志布志 道路)改築に伴う記録保存
遺跡概要
種別
集落
時代
旧石器
縄文
弥生
古墳
古代(細分不明)
主な遺構
礫群
集石
連穴土坑
土坑
土坑墓
竪穴住居跡
主な遺物
細石刃
細石刃核
剥片尖頭器
岩本タイプ
加栗山タイプ
小牧3Aタ イプ
吉田式土器
倉園B式土器
石坂式土器
別府原タイプ
手向山式土器
平栫式土器
塞之神Aa式土器
打製石鏃
削器
石槍
二次加工剥片
石核
磨製石斧
礫器
市来式土器
丸尾式土器
北久根山式土器
中岳Ⅱ式土器
上加世田式土器
入佐式土器
黒川式土器
打製石鏃
石匙
削器
掻器
石錐
石槍
穿孔具
楔形石器
二次加工剥片
使用痕剥片
石核
石錘
打製石斧
局部磨製石斧
磨製石斧
礫器
磨石
敲石
砥石
石皿
台石
刻目突帯文土器
壺形土器(夜臼式)
板付Ⅰ式土器
板付Ⅱ式土器
隆線文土器
入来Ⅰ式土器
入来Ⅱ式土器
吉ヶ崎式土器
前山Ⅱ式土器
山ノ口式土器
須玖Ⅱ式土器
山 ノ口式系土器
磨製石鏃
素材剥片
扁平磨製片刃石斧
成川式土器
勾玉
管玉
土師器(甕・坏・蓋)
焼塩壺
鞴の羽口
特記事項
要約  旧石器時代の遺構・遺物は少なかったが,縄文時代早期になると多くの遺構が検出された。土器型式が多様であるのに対し,遺物量が少なかったことから,キャンプサイトとしての利用が考えられる。
縄文時代後期中半の市来式土器や丸尾式土器には,雲母を多く含むものと含まないものの両者が見られ,土器が作られた場所の違いも想定される。縄文時代後期後半の中岳Ⅱ式土器は,上加世田式土器や入佐式土器と関わりをもつ後出のものであると考えられる。縄文時代終末期から弥生時代前期にかけての時期は,刻目突帯文土器や孔列文土器に伴って,北部九州系の壺形土器が出土しており,その時間的位置づけを再検討する必要が出てきた。弥生時代中期は前半期が主体であり,後半になると次第に遺物量が減ってくる。古墳時代は5 世紀後半から6 世紀代を中心とする住居跡が4 基検出され,
志布志湾岸古墳地帯における集落の様相が明らかになった。また,管玉や勾玉をもっている点も南九州では希な例である。古代は遺物が少なかったが,焼塩壺や鞴の羽口が出土している。

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