上野遺跡群

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/143452
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.143452
引用表記 大分市教育委員会 2017 『大分市埋蔵文化財発掘調査報告書148:上野遺跡群』大分市教育委員会
大分市教育委員会 2017 『上野遺跡群』大分市埋蔵文化財発掘調査報告書148
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書名 上野遺跡群
発行(管理)機関 大分市 - 大分県
書名かな うえの いせきぐん
副書名 第21次調査 / 上野配水池築造に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書
巻次 3
シリーズ名 大分市埋蔵文化財発掘調査報告書
シリーズ番号 148
編著者名
編集機関
大分市教育委員会
発行機関
大分市教育委員会
発行年月日 20170317
作成機関ID
郵便番号
電話番号
住所
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 上野遺跡群
遺跡名かな うえのいせきぐん
本内順位
遺跡所在地 大分市大字上野
所在地ふりがな おおいたしおおあざうえの
市町村コード 44201
遺跡番号 201047
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 331331
東経(世界測地系)度分秒 1313620
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.225277 131.605555
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20160819-20161111
調査面積(㎡)
677.8
調査原因 公共事業
遺跡概要
種別
散布地
時代
中世(細分不明)
主な遺構
溝状遺構
大型土坑
主な遺物
京都系土師器皿片
瓦質土器片
瓦片
土師器片
特記事項 中世の溝状遺構か
要約  調査地点は、大分川西岸の上野台地上に位置しており、上野ヶ丘墓地公園の西側に所在する。近隣に調査履歴はないが、隣接する敷地には飯盛塚古墳の存在が知られている。
 調査の結果、現代の果樹痕や耕作に関連する暗渠、土坑状の掘り込み、抜根痕や地層横転遺構、ゴミ穴等が多く、遺構は非常に希薄であった。遺構に伴う遺物も少なく、大半が地形を改変した際に流入したと考えられる磨耗の激しい土器片や、カクランからの出土であった。主要遺構は、L字状を呈する溝状遺構(SD001)と南北方向に延びる溝状遺構(SD030)、大型土坑(SX055)である。SD001は、埋土のしまりはいいが、中世に帰属する平瓦片が1点出土したのみであった。この遺物から、中世後半もしくはそれ以降の遺構であることが考えられる。SD030や他遺構からは、磨耗が激しい土師器片が多く出土しているが、その中には京都系土師器やロクロ目土師器の破片など中世後半のものと判断できる遺物が含まれていた。
 今回の調査地点では、多くが現代の耕作に関する掘り込みであり、時期を特定できる遺構・遺物は非常に少なかった。遺物のほとんどが激しく磨耗しており判別が困難である。こうした状況から遺物の多くは近隣の別場所から運ばれたものである可能性が高いと考えられるが、16世紀後半に帰属できる遺物も一定量みられることから、周辺に中世の遺跡が広がっていることが想定される。

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