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轟貝塚

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/90672
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.90672
引用表記 宇土市教育委員会 2021 『宇土市埋蔵文化財調査報告書37:轟貝塚』宇土市教育委員会
宇土市教育委員会 2021 『轟貝塚』宇土市埋蔵文化財調査報告書37
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書名 轟貝塚
発行(管理)機関 宇土市 - 熊本県
書名かな とどろきかいづか
副書名 平成23~30年度市内遺跡発掘調査等事業に伴う発掘調査報告
巻次 3
シリーズ名 宇土市埋蔵文化財調査報告書
シリーズ番号 37
編著者名
編集機関
宇土市教育委員会
発行機関
宇土市教育委員会
発行年月日 20210331
作成機関ID 43211
郵便番号 869-0433
電話番号 0964-23-0156
住所 熊本県宇土市新小路町95番地
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
タイトル 九州に於ける石器時代人民
英語タイトル
著者
佐藤 傳藏
ページ範囲 443 - 444
NAID
都道府県 熊本県
時代 縄文 弥生 古墳 南北朝 室町 戦国
文化財種別 史跡
遺跡種別 貝塚
遺物(材質分類) 石器 石製品 骨・歯・角製品 土器 土製品(瓦含む) 自然物
学問種別 人類学
テーマ 文化系統
他の電子リソース
引用表記
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抄録(内容要約) 東京地学協会『地学雑誌』11巻1号収録論文の再録。
轟貝塚に関して公に発表された最初の文章であり,人類学・考古学史上,これを以て轟貝塚の発見とみることができる。
九州において土器・石器を遺した人類は関東・東北のそれと同じか,異なるかを主なテーマに,轟貝塚で採取した遺物の紹介と他地域との比較を行っている。
タイトル 河内国府肥後轟貝塚等にて発掘せる人骨に就て報じ併せて石器時代の住民に及ぶ
英語タイトル
著者
鈴木 文太郎
ページ範囲 445 - 454
NAID
都道府県 熊本県
時代 縄文 弥生 古墳 南北朝 室町 戦国
文化財種別 史跡
遺跡種別 貝塚
遺物(材質分類) 石器 石製品 骨・歯・角製品 土器 土製品(瓦含む)
学問種別 考古学 人類学
テーマ 文化系統
他の電子リソース
引用表記
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抄録(内容要約) 『京都帝国大学文学部考古学研究報告』第2冊より再録。
大正6年に京都大学及び熊本医学専門学校によって行われた,現在で言う轟貝塚第1次調査に関する報告。出土した男女各1体の人骨等について報告している。
所収遺跡
遺跡名 轟貝塚
遺跡名かな とどろきかいづか
本内順位
遺跡所在地 熊本県宇土市宮庄町
所在地ふりがな くまもとけんうとしみやのしょうまち
市町村コード 43211
遺跡番号 39
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 324045
東経(世界測地系)度分秒 1303827
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 32.679166 130.640833
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20111124-20181100
調査面積(㎡)
246
調査原因 学術調査
遺跡概要
種別
貝塚
時代
縄文
弥生
古墳
南北朝
室町
戦国
主な遺構
集石遺構
土壙墓
土坑(廃棄土坑か)
主な遺物
特記事項
要約  九州における縄文時代早期末~前期の代表的な土器型式と言える「轟式土器」の標式遺跡として古くから知られる一方,遺跡の範囲や,貝塚に伴う居住域の有無等,遺跡の全体像について不明な点が多かった轟貝塚に対して実施した詳細確認調査の報告。調査は,貝塚周辺部で実施した範囲確認調査と,中心部で過去の調査の再発掘調査を含めて実施した堆積状況等の確認調査に大別される。その他,貝塚周辺低地部で旧地形等を確認する目的でボーリング調査を実施しており,これについても併せて報告する。
 これらの調査により,轟貝塚では縄文時代早期末葉から土地利用が始まり,前期にかけて多くの土壙墓や集石遺構が遺されたこと,それらを覆うように前期後葉から貝層が形成されたこと,以後,貝層の形成範囲と共に土地利用の中心地が漸移的に移動しながら,後期後葉まで遺跡が続くこと等が判明した。階層の形成が前期に遡ることが調査によって確かめられ,かつ居住域等を含む集落構造と併せてその変遷が描ける遺跡は,多くの貝塚遺跡が分布する有明海沿岸地域でも希少な事例と言える。
 また,前期から後期まで幅広い時期を示す出土遺物の中でも,轟式土器の数量が飛びぬけて多い点が指摘され,それらがアカホヤ火山灰の痕跡を示す土層との層位的な上下関係を伴って把握されたことは,改めて轟式土器の標式遺跡と呼ぶにふさわしい成果であった。
 その他,長い調査史を持つ轟貝塚の学史的な評価を整理する目的で,過去に行われた調査の出土遺物・人骨等の所在や詳細を確認する資料調査を実施した。その結果,主要な調査について遺物の保管状況等を確認できた他,これまで詳細不明とされてきた一部の調査についても実態が明らかになった。特に,総数60体を超える出土人骨には,炭素年代測定の結果,早期末~後期まで幅広い時期のものが含まれることが判明しており,それらが散逸せず現存することが確認できたことは,これらの資料的価値をさらに高めるものである。

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