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黒岩前田遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/131858
引用表記 唐津市教育委員会 2020 『唐津市文化財調査報告書184:黒岩前田遺跡』唐津市教育委員会
唐津市教育委員会 2020 『黒岩前田遺跡』唐津市文化財調査報告書184
wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book ... 開く
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ファイル
書名 黒岩前田遺跡
発行(管理)機関 唐津市 - 佐賀県
書名かな くろいわまえだいせき
副書名 黒岩地区ほ場整備事業に伴う埋蔵文化財調査報告書
巻次
シリーズ名 唐津市文化財調査報告書
シリーズ番号 184
編著者名
編集機関
唐津市教育委員会
発行機関
唐津市教育委員会
発行年月日 20200331
作成機関ID 41202
郵便番号 8470013
電話番号
住所 佐賀県唐津市南城内1番1号 大手口センタービル6階
報告書種別
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 黒岩前田遺跡
遺跡名かな くろいわまえだいせき
本内順位
遺跡所在地 佐賀県唐津市相知町黒岩下田
所在地ふりがな さがけんからつしおうちちょうくろいわしもだ
市町村コード 41202
遺跡番号 1228
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 332216
東経(世界測地系)度分秒 1300010
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.371111 130.002777
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20180702-20190320
調査面積(㎡)
1447
調査原因 ほ場整備事業
遺跡概要
種別
集落
散布地
時代
弥生
古墳
主な遺構
竪穴建物
土坑
包含層
主な遺物
弥生土器
土師器
石器
鉄器
特記事項 弥生時代後期~古墳時代前期の集落遺跡。
要約  黒岩前田遺跡は、唐津平野を松浦川からさかのぼった唐津市東南部のうち、松浦川中流域右岸(JR本牟田部駅対岸)に広がる水田域に所在し、松浦川へ向かって延びる舌状丘陵上に立地する。近世以降の水田耕作や、近代のほ場整備によって、大部分が削平されていたが、水田面の直下には、竪穴建物6軒・掘立柱建物3軒以上が確認できたことにくわえ、集落を囲うように丘陵に沿って掘られた溝状遺構を複数条検出した。今回の調査範囲で確認した遺構群の半数近くは、古墳前期頃を境に最終的に洪水砂によって埋まってしまうようである。古墳時代中期以降の確実な遺構は、削平による影響も考慮する必要があるが、調査範囲内では確認できておらず、古墳時代前期以降、洪水から逃れるように人々の生活の場は丘陵のより高所に移った可能性が高い。遺跡が位置する丘陵の上部には現在も黒岩地区の集落は広がっており、今回確認した弥生・古墳時代の集落の本体部分と重なっていると考えられる。
 また、検出した竪穴建物はほとんどが削平によって残存率が悪いが、SH3406(4号竪穴建物)は、非常に良好な残存状態を保っており、古墳時代前期後半の土器の比較資料として貴重なものである。また、この竪穴建物からは粉々に砕いた土器の細片や粘土塊も出土しており、集落内での土器製作状況の解明にとっても重要な発見となったと考えられる。
 黒岩前田遺跡は、松浦川沿いに位置する現状で唐津市最南端の集落遺跡であり、唐津平野内の他集落との関連を探っていくうえでも貴重な遺跡と言える。周辺の遺跡の情報の拡充や、出土遺物の更なる検討が期待される。

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