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唐津城跡本丸3

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/131877
引用表記 唐津市教育委員会 2019 『唐津市文化財調査報告書180:唐津城跡本丸3』唐津市教育委員会
唐津市教育委員会 2019 『唐津城跡本丸3』唐津市文化財調査報告書180
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ファイル
書名 唐津城跡本丸3
発行(管理)機関 唐津市 - 佐賀県
書名かな からつじょうあとほんまる
副書名 唐津城石垣再築整備事業報告書 ; 4(6~9面調査区)
巻次 3
シリーズ名 唐津市文化財調査報告書
シリーズ番号 180
編著者名
編集機関
唐津市教育委員会
発行機関
唐津市教育委員会
発行年月日 20190329
作成機関ID 41202
郵便番号 8478511
電話番号
住所 佐賀県唐津市南城内1番1号 大手口センタービル6階
報告書種別
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 唐津城跡
遺跡名かな からつじょうあと
本内順位
遺跡所在地 佐賀県唐津市東城内
所在地ふりがな さがけんからつしひがしじょうない
市町村コード 41202
遺跡番号 724
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 332712
東経(世界測地系)度分秒 1295841
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.453333 129.978055
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20100511-20140313
調査面積(㎡)
1078
調査原因 唐津城石垣再築整備事業(石垣修復)
遺跡概要
種別
集落
城館
その他の生産遺跡
時代
江戸
主な遺構
櫓台
石塁
石段
控柱跡
石垣
土坑
盛土遺構
石敷遺構
地業根切り
主な遺物
陶器
磁器
瓦質土器
土師器
土器
土製品
石製品
金属製品
特記事項 唐津城跡本丸南西にあたる天守台周辺で実施した石垣解体修復に伴う文化財調査
要約  唐津城跡は、唐津平野の北端、唐津湾に臨む満島山を本丸とし、そこから南西に広がる砂丘上に二ノ丸・三ノ丸を配置し、三ノ丸を囲むように城下町が形成されている。唐津藩初代藩主寺沢氏が改易となり断絶したため、唐津城築城期の文献資料が残されていない。さらに、唐津城跡では石垣解体と連携した発掘調査を行った実績に乏しく唐津城築城の状況は不明な点が多い。
 石垣解体前の9面調査区(唐津城跡本丸南側一帯)の発掘調査では、江戸時代の絵図にも描かれた櫓台石垣や塀跡(石垣・石段・控柱跡)を検出した。
 天守台南側の7面下調査区及び天守台下調査区での発掘調査や、9面石垣解体時の文化財調査では、埋没した旧石垣を検出した。いずれも古相の石垣構築技術を用いており、さらに7面下旧石垣裏の盛土からは豊臣政権を象徴する金箔瓦が出土した。これにより、肥前名護屋城跡との関係が深い古段階の曲輪が地中に埋没していることが明らかになり、文禄・慶長の役に伴う何らかの拠点が、唐津城跡本丸が所在する満島山に築かれていた可能性が指摘されることとtなった。
 また、石垣解体により石垣裏の具体的な構造を把握することができた。
 今回の調査は、江戸時代における唐津城の様子だけでなく、これまで全く知られていなかった唐津城築城期の具体的な状況が窺えたとともに、唐津藩における石垣構築技術や石垣普請の状況をf確認した点で、非常に重要な成果となった。

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