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筑後国府跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/64923
引用表記 久留米市市民文化部文化財保護課 2012 『久留米市文化財調査報告書315:筑後国府跡』久留米市教育委員会
久留米市市民文化部文化財保護課 2012 『筑後国府跡』久留米市文化財調査報告書315
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wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book|和書|first=公久|last=神保|first2=美詠子|last2=米澤|title=筑後国府跡|origdate=2012-03-31|date=2012-03-31|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/64923|location=福岡県久留米市城南町15-3|ncid=BN02214463|series=久留米市文化財調査報告書|volume=315}} 閉じる
ファイル
書名 筑後国府跡
発行(管理)機関 久留米市 - 福岡県
有償頒布・配布ページ https://www.city.kurume.fukuoka.jp
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
書名かな ちくごこくふあと
副書名 第227・234・237次調査報告/中環状道路整備事業『都市計画道路3・4・18号合川町津福本町線』に伴う埋蔵文化財発掘調査 ; 3
巻次
シリーズ名 久留米市文化財調査報告書
シリーズ番号 315
編著者名
編集機関
久留米市市民文化部文化財保護課
発行機関
久留米市教育委員会
発行年月日 20120331
作成機関ID 40203
郵便番号 8308520
電話番号 0942309225
住所 福岡県久留米市城南町15-3
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 筑後国府跡 第227次
遺跡名かな ちくごこくふあと
本内順位 1
遺跡所在地 久留米市合川町字東1104-1外
所在地ふりがな くるめしあいかわまちあざひがし1104-1ほか
市町村コード 40203
遺跡番号 30112
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 331847
東経(世界測地系)度分秒 1303221
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.313055 130.539166
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20080717-20081204
調査面積(㎡)
1100
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
官衙
時代
縄文
弥生
奈良
平安
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
土坑 10基
掘立柱建物 1棟
溝 7基
井戸 2基
主な遺物
縄文土器
石器
弥生土器
土師器
須恵器
黒色土器
瓦器
施釉陶器
陶器
輸入陶磁器
瓦質土器
近世陶磁器
古瓦
石製品
鉄滓
特記事項 筑後国府Ⅱ期政庁北方約150mで調査。中・近世を中心とする遺構を検出した。
遺跡名 筑後国府跡 第234次
遺跡名かな ちくごこくふあと
本内順位 2
遺跡所在地 久留米市合川町字東1102-1外
所在地ふりがな くるめしあいかわまちあざひがし1102-1ほか
市町村コード 40203
遺跡番号 30112
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 331904
東経(世界測地系)度分秒 1303225
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.317777 130.540277
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20090730-20091013
調査面積(㎡)
340
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
官衙
時代
飛鳥白鳳
奈良
平安
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
土坑 3基
溝 5条
井戸 1基
主な遺物
弥生土器
石器
土師器
須恵器
黒色土器
瓦器
施釉陶器
輸入陶磁器
瓦質土器
近世陶磁器
古瓦
木製品
特記事項 中世の区画溝や木製品が出土した井戸を検出。
遺跡名 筑後国府跡 第237次
遺跡名かな ちくごこくふあと
本内順位 3
遺跡所在地 久留米市合川町字脇田309外
所在地ふりがな くるめしあいかわまちあざわきた309ほか
市町村コード 40203
遺跡番号 30112
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 331849
東経(世界測地系)度分秒 1303221
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.313611 130.539166
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20091022-20100118
調査面積(㎡)
380
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
官衙
時代
弥生
奈良
平安
主な遺構
土坑 1基
溝 7条
突き固め痕跡
主な遺物
弥生土器
土師器
須恵器
黒色土器
瓦質土器
施釉陶器
輸入陶磁器
古瓦
石製品
鉄滓
鉄製品
特記事項 筑後国府Ⅱ期政庁北西隣接地において調査。掘立柱建物などは検出されていない。
要約 (筑後国府跡 第227次)
第227次調査は、筑後国府Ⅱ期政庁の北側約150mにあたり、周辺で実施された調査では、大型掘立柱建物や溝など多くの遺構が検出されている。調査の結果、弥生時代前期末~中期初頭の溝、奈良・平安時代の掘立柱建物や土坑、溝を少数確認した。中心となるのは中世で、調査地付近が枝光という地名から、『高良記』にみえる「エタミチ」との関連が注目される。また、近世の溝・井戸などは近世枝光村に関する所産と考えられる。
(筑後国府跡 第234次)
本調査は、第227次調査の南側に隣接する。西側に隣接する第4次調査では、掘立柱建物や溝などが検出され、石帯や刻書土器など豊富な遺物が出土しており、関連する遺構の存在が予想された。調査の結果、「前身官衙」期~Ⅰ期政庁期にいたる時期の所産と考えられる土坑が検出された。奈良・平安期の遺構は希薄であったものの、陶硯類の出土などから、役人の居住域や実務空間の存在を伺わせる。また、中世のSE50からは曲げ物などの木製品が出土しており、木葉などの有機物から当時の古環境を窺い知れる貴重な成果を得ることができた。
(筑後国府跡 第237次)
本調査地は、筑後国府Ⅱ期政庁の北西隣接地にあたる。南側隣接地で実施された第118次調査では、Ⅱ期政庁北面築地塀から続くと思われる溝を検出しているが、これより北側約100尺(約30m)において平行する東西溝を検出した。この間には主要遺構は検出されなかったが、突き固め痕跡などの存在から、何らかの施設が設けられていたものと思われる。

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