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筑後国府跡・国分寺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/65211
引用表記 久留米市文化観光部文化財保護課 2008 『久留米市文化財調査報告書269:筑後国府跡・国分寺跡』久留米市教育委員会
久留米市文化観光部文化財保護課 2008 『筑後国府跡・国分寺跡』久留米市文化財調査報告書269
wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book ... 開く
wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book|和書|first=公久|last=神保|first2=太郎|last2=小澤|first3=道範|last3=水原|first4=美詠子|last4=米澤|title=筑後国府跡・国分寺跡|origdate=2008-03-31|date=2008-03-31|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/65211|location=福岡県久留米市城南町15-3|ncid=BN04437822|series=久留米市文化財調査報告書|volume=269}} 閉じる
ファイル
書名 筑後国府跡・国分寺跡
発行(管理)機関 久留米市 - 福岡県
有償頒布・配布ページ https://www.city.kurume.fukuoka.jp
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
書名かな ちくごこくふあと・こくぶんじあと
副書名 平成19年度発掘調査報告・概要報告
巻次
シリーズ名 久留米市文化財調査報告書
シリーズ番号 269
編著者名
編集機関
久留米市文化観光部文化財保護課
発行機関
久留米市教育委員会
発行年月日 20080331
作成機関ID 40203
郵便番号 8308520
電話番号 0942309225
住所 福岡県久留米市城南町15-3
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 筑後国府跡 第215次
遺跡名かな ちくごこくふあと
本内順位 1
遺跡所在地 久留米市合川町字井葉209-1、風祭229-1、230-3
所在地ふりがな くるめしあいかわまちあざいば209-1、かざまつり229-1、230-3
市町村コード 40203
遺跡番号 30112
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 331849
東経(世界測地系)度分秒 1303233
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.313611 130.5425
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20060802-20061130
調査面積(㎡)
350
調査原因 重要遺跡遺構確認調査
遺跡概要
種別
官衙
時代
奈良
主な遺構
竪穴建物 1棟
溝 1条
掘立柱建物 4棟
土坑 1基
主な遺物
土師器
須恵器
鉄製品
特記事項
種別
官衙
時代
平安
主な遺構
掘立柱建物 3棟
溝 6条
土坑 3基
主な遺物
土師器
須恵器
古瓦
緑釉陶器
輸入陶磁器
灰釉陶器
特記事項 筑後国府Ⅱ期政庁に付随する国司館の南西コーナー部分を検出。
遺跡名 筑後国府跡 第217次
遺跡名かな ちくごこくふあと
本内順位 2
遺跡所在地 久留米市合川町字柿ノ内382-2
所在地ふりがな くるめしあいかわまちあざかきのうち382-2
市町村コード 40203
遺跡番号 30112
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 331849
東経(世界測地系)度分秒 1303232
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.313611 130.542222
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20061211-20070227
調査面積(㎡)
350
調査原因 専用住宅建設に伴う確認調査
遺跡概要
種別
官衙
時代
奈良
主な遺構
道路遺構 1
主な遺物
土師器
須恵器
特記事項
種別
官衙
時代
平安
主な遺構
道路遺構 1
土坑 3基
主な遺物
土師器
須恵器
古瓦
緑釉陶器
輸入陶磁器
特記事項
種別
官衙
時代
中世(細分不明)
主な遺構
溝 1条
主な遺物
特記事項
種別
官衙
時代
近代(細分不明)
主な遺構
溝 1条
主な遺物
特記事項 筑後国府域の中央を東西方向に縦貫する推定官道を検出。南北幅が約11mであることが確認できた。
遺跡名 筑後国府跡 第221次
遺跡名かな ちくごこくふあと
本内順位 3
遺跡所在地 久留米市合川町字立石410-7
所在地ふりがな くるめしあいかわまちあざたていし410-7
市町村コード 40203
遺跡番号 30112
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 331850
東経(世界測地系)度分秒 1303237
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.313888 130.543611
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20070725-20070727
調査面積(㎡)
18.1
調査原因 専用住宅建設に伴う確認調査
遺跡概要
種別
官衙
時代
平安
主な遺構
土坑 1基
ピット
主な遺物
土師器
須恵器
古瓦
特記事項
遺跡名 筑後国府跡 第224次
遺跡名かな ちくごこくふあと
本内順位 4
遺跡所在地 久留米市合川町字天神木1341-1外
所在地ふりがな くるめしあいかわまちあざてんじんぎ1341-1ほか
市町村コード 40203
遺跡番号 30112
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 331849
東経(世界測地系)度分秒 1303215
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.313611 130.5375
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20071003-20071012
調査面積(㎡)
3.75
調査原因 専用住宅建設に伴う確認調査
遺跡概要
種別
集落
時代
弥生
主な遺構
土坑 1基
ピット
主な遺物
弥生土器
特記事項 Ⅰ期政庁南側隣接地での確認調査。弥生時代終末期の遺構を検出。
遺跡名 筑後国府跡 第223次
遺跡名かな ちくごこくふあと
本内順位 5
遺跡所在地 久留米市合川町字ギャクシ
所在地ふりがな くるめしあいかわまちあざぎゃくし
市町村コード 40203
遺跡番号 30112
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 331846
東経(世界測地系)度分秒 1303229
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.312777 130.541388
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20070927-20080325
調査面積(㎡)
602
調査原因 史跡内容確認
遺跡概要
種別
官衙
時代
奈良
主な遺構
竪穴建物
主な遺物
土師器
須恵器
特記事項
種別
官衙
時代
平安
主な遺構
掘立柱建物
道路遺構
主な遺物
土師器
須恵器
古瓦
緑釉陶器
灰釉陶器
輸入陶磁器
特記事項 概要報告
遺跡名 筑後国府跡 第217次
遺跡名かな ちくごこくふあと
本内順位 2
遺跡所在地 久留米市合川町字柿ノ内382-2
所在地ふりがな くるめしあいかわまちあざかきのうち382-2
市町村コード 40203
遺跡番号 30112
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 331849
東経(世界測地系)度分秒 1303232
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.313611 130.542222
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20061211-20070227
調査面積(㎡)
350
調査原因 専用住宅建設に伴う確認調査
遺跡概要
種別
官衙
時代
奈良
主な遺構
道路遺構 1
主な遺物
土師器
須恵器
特記事項
種別
官衙
時代
平安
主な遺構
道路遺構 1
土坑 3基
主な遺物
土師器
須恵器
古瓦
緑釉陶器
輸入陶磁器
特記事項
種別
官衙
時代
中世(細分不明)
主な遺構
溝 1条
主な遺物
特記事項
種別
官衙
時代
近代(細分不明)
主な遺構
溝 1条
主な遺物
特記事項 筑後国府域の中央を東西方向に縦貫する推定官道を検出。南北幅が約11mであることが確認できた。
遺跡名 筑後国府跡 第221次
遺跡名かな ちくごこくふあと
本内順位 3
遺跡所在地 久留米市合川町字立石410-7
所在地ふりがな くるめしあいかわまちあざたていし410-7
市町村コード 40203
遺跡番号 30112
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 331850
東経(世界測地系)度分秒 1303237
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.313888 130.543611
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20070725-20070727
調査面積(㎡)
18.1
調査原因 専用住宅建設に伴う確認調査
遺跡概要
種別
官衙
時代
平安
主な遺構
土坑 1基
ピット
主な遺物
土師器
須恵器
古瓦
特記事項
遺跡名 筑後国府跡 第224次
遺跡名かな ちくごこくふあと
本内順位 4
遺跡所在地 久留米市合川町字天神木1341-1外
所在地ふりがな くるめしあいかわまちあざてんじんぎ1341-1ほか
市町村コード 40203
遺跡番号 30112
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 331849
東経(世界測地系)度分秒 1303215
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.313611 130.5375
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20071003-20071012
調査面積(㎡)
3.75
調査原因 専用住宅建設に伴う確認調査
遺跡概要
種別
集落
時代
弥生
主な遺構
土坑 1基
ピット
主な遺物
弥生土器
特記事項 Ⅰ期政庁南側隣接地での確認調査。弥生時代終末期の遺構を検出。
遺跡名 筑後国府跡 第223次
遺跡名かな ちくごこくふあと
本内順位 5
遺跡所在地 久留米市合川町字ギャクシ
所在地ふりがな くるめしあいかわまちあざぎゃくし
市町村コード 40203
遺跡番号 30112
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 331846
東経(世界測地系)度分秒 1303229
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.312777 130.541388
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20070927-20080325
調査面積(㎡)
602
調査原因 史跡内容確認
遺跡概要
種別
官衙
時代
奈良
主な遺構
竪穴建物
主な遺物
土師器
須恵器
特記事項
種別
官衙
時代
平安
主な遺構
掘立柱建物
道路遺構
主な遺物
土師器
須恵器
古瓦
緑釉陶器
輸入陶磁器
特記事項 概要報告
遺跡名 筑後国分寺跡 第44次
遺跡名かな ちくごこくぶんじあと
本内順位 6
遺跡所在地 久留米市国分町字政所733-1外
所在地ふりがな くるめしこくぶまちあざまんどころ733-1ほか
市町村コード 40203
遺跡番号 30618
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 331741
東経(世界測地系)度分秒 1303214
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.294722 130.537222
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20060925-20060929
調査面積(㎡)
43
調査原因 専用住宅建設に伴う確認調査
遺跡概要
種別
社寺
時代
奈良
平安
主な遺構
方形掘形 2基
大形土坑 1基
地形 1基
主な遺物
土師器
須恵器
古瓦
黒色土器
特記事項 従来の伽藍配置復元案では、南面回廊の推定線上に位置する。回廊関連遺構は検出できなかったが、一辺の長さが2m近い大形の方形掘形2基を発見した。
遺跡名 筑後国分寺跡 第45次
遺跡名かな ちくごこくぶんじあと
本内順位 7
遺跡所在地 久留米市国分町字宮ノ脇737-2
所在地ふりがな くるめしこくぶまちあざみやのわき737-2
市町村コード 40203
遺跡番号 30618
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 331738
東経(世界測地系)度分秒 1303215
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.293888 130.5375
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20070710-20070712
調査面積(㎡)
30
調査原因 専用住宅建設に伴う確認調査
遺跡概要
種別
社寺
時代
奈良
主な遺構
塔基壇 1基
土坑 3基
ピット
主な遺物
古瓦
特記事項
種別
社寺
時代
近代(細分不明)
主な遺構
溝 1条
主な遺物
特記事項 塔基壇の一部を検出した。これにより、基壇の南北幅は約19mと推定できる。なお、現地表下約1.1mで、基壇基底面に達する。
要約 (筑後国府跡 第215次)
本調査は、筑後国府Ⅱ期政庁に付随する国司館の南西コーナー部分の検出を目的とした重要遺跡遺構確認調査である。調査の結果、想定どおりに国司館南区画の南辺溝と西辺溝を検出し、国司館南区画の南西コーナー部を確認できた。このコーナー部は、互いの溝が接続しないことが判明し、掘り直しを含めた2時期存在することが確認できた。また、このコーナー部を検出したことにより、国司館南区画の南辺幅が、東西約70mであることが判明している。出土遺物は、緑釉陶器や灰釉陶器、越州窯系青磁、墨書土器など特筆すべきものも多い。
(筑後国府跡 第217次)
第217次調査は、筑後国府域の中央を東西に縦貫する推定官道の遺構確認調査である。従来の路線復元では、対象地において推定官道の路面幅が確認できることが予想された。調査では、予想どおりに道路遺構を検出することができ、路面幅が約11mであることも判明した。また、この道路遺構を掘り下げた結果、上下2面の存在が確認できた。1期目は、側溝を伴う幅約6.6mの道路遺構で、2期目は積土により構築している。側溝を伴わず、基底部には突き固めの痕跡も確認できた。敷設時期は8世紀代と想定されるが、詳細なじきは確定できなかった。また、廃絶時期は路面に含まれる遺物から10世紀代が想定される。
(筑後国府跡 第221次)
第212次調査の未調査部分を調査。直接道路遺構SF3980に関係する遺構は検出されず、Ⅱ期政庁期の土坑が検出されたのみであり、北側に隣接する第198次調査の成果からも、調査地周辺は同時期の建物群が散在するのみの状況であったと推定される。
(筑後国府跡 第224次)
本調査は、筑後国府Ⅰ期政庁の南側隣接地で実施した遺構確認調査である。対象地内において、Ⅰ期政庁の南辺築地外溝が検出されると予想された。しかし、南辺築地外溝推定地まで調査区を拡張することができず、弥生時代終末期の遺構を検出したに止まった。
(筑後国分寺跡 第44次)
調査地点は、従来の伽藍配置復元案によると南面回廊の推定線上にあたる。しかし、関連する遺構は検出できなかった。東西に並んで検出された方形掘形2基は、一辺の長さが1.65~1.95mを測り、最終的には南側へ柱を抜かれていた。また、掘形内や抜き跡からは瓦片が出土しており、創建時のものではないと思われる。この柱穴の性格については、掘立柱建物や幢竿支柱などが案として考えられるが、特定するに至っていない。その他にも、溝状の地形痕跡や大形土坑などもあり、周辺地域での今後の調査が期待される。
(筑後国分寺跡 第45次)
塔基壇南裾の検出を目的とした調査である。結果、基壇裾部は近現代の溝によって破壊されていたものの、土層観察から、基壇の南北幅は約19m前後と推定することができた。これは、従来の推定値よりも1m前後南側へ拡大したことになる。また、版築基壇は現地表下約1.1mで基底部に達し、そこから厚さ3~10cmずつ互層状に積土を施して形成している様子が観察される。

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