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博多

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/91311
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.91311
引用表記 福岡市教育委員会 2021 『福岡市埋蔵文化財調査報告書1419:博多』福岡市教育委員会
福岡市教育委員会 2021 『博多』福岡市埋蔵文化財調査報告書1419
wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book ... 開く
wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book|和書|first=幹雄|last=常松|title=博多|origdate=2021-03-25|date=2021-03-25|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/91311|location=福岡県福岡市中央区天神1丁目8番1号|ncid=BC10650146|doi=10.24484/sitereports.91311|series=福岡市埋蔵文化財調査報告書|volume=1419}} 閉じる
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書名 博多
発行(管理)機関 福岡市 - 福岡県
書名かな はかた
副書名 博多遺跡群第229次調査の報告
巻次 176
シリーズ名 福岡市埋蔵文化財調査報告書
シリーズ番号 1419
編著者名
編集機関
福岡市教育委員会
発行機関
福岡市教育委員会
発行年月日 20210325
作成機関ID 40130
郵便番号 8108621
電話番号 0927114667
住所 福岡県福岡市中央区天神1丁目8番1号
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 博多遺跡群 第229次
遺跡名かな はかたいせきぐん
本内順位
遺跡所在地 福岡県福岡市博多区店屋町16番1他8筆
所在地ふりがな ふくおかけんふくおかしはかたくてんやまち
市町村コード 40132
遺跡番号 0121
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 333547
東経(世界測地系)度分秒 1302437
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.596388 130.410277
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20190415-20190726
調査面積(㎡)
201
調査原因 建物建設
遺跡概要
種別
集落
時代
古代(細分不明)
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
道路状遺構
井戸
石基礎
鋳造遺構
主な遺物
白磁
青磁
土師器
倣古銅器
銅鏡
銅権
宋銭・琉球銭
無文銭
特記事項 南宋の双層碗が完形で出土した。鋳造遺構にともなって多数の無文銭が出土した。琉球銭「世高通宝」も含まれていた。
要約 博多遺跡群は、博多浜と北側の沖ノ浜が大博通と明治通が交差する付近でつながっている。調査地は、博多浜の北西部、海側に緩やかに傾斜する標高5.3mの地点にあたる。
第1面:標高3.5mの最初の生活面では厚さ0.6mの土蔵の土壁の石基礎が検出された。その北東の赤い焼土付近では、文字のないお金、無文銭が30枚以上出土した。銅を加工する工房跡とみられる。無文銭の流通が終わる頃の様子を示すものとして重要である。室町時代後期の15~16世紀頃と推定される。
第2面:標高3.3mの面では、南北にのびる幅5mほどの道路状遺構が確認された。路面はしっかりと踏み固められており、実際に道路として使われたことがわかる。南北にのびる道路跡は周辺の調査成果を裏づけるものとして注目される。道路状遺構はSX046中層の象嵌青磁の時期から14世紀末、基盤層では12世紀代の中国陶磁が出土している。以上から道路として機能したのは、15世紀を前後する13世紀後半から16世紀代にかかる時期と推定される。
第3面:標高2.0mほどの最終面では7基の井戸跡が検出された。直径0.6mの底のない桶を重ねる構造と推定される。12・13世紀代と考えられる。
今回の調査で検出した遺構と出土遺物から、中世の博多を解明するうえで貴重な所見を得ることができた。

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