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箱山第1・2号古墳

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/90886
引用表記 公益財団法人広島県教育事業団事務局埋蔵文化財調査室 2021 『公益財団法人広島県教育事業団発掘調査報告書87:箱山第1・2号古墳』公益財団法人広島県教育事業団
公益財団法人広島県教育事業団事務局埋蔵文化財調査室 2021 『箱山第1・2号古墳』公益財団法人広島県教育事業団発掘調査報告書87
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wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book|和書|first=泰典|last=恵谷|first2=勉三|last2=唐口|first3=香|last3=結城|title=箱山第1・2号古墳|origdate=2021-01-29|date=2021-01-29|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/90886|location=広島県広島市西区観音新町四丁目8番49号|ncid=BC05276200|ncid=AA12457133|series=公益財団法人広島県教育事業団発掘調査報告書|volume=87}} 閉じる
ファイル
書名 箱山第1・2号古墳
発行(管理)機関 (公財)広島県教育事業団 - 広島県
書名かな はこやまだい1・2ごうこふん
副書名 林地荒廃防止事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告
巻次
シリーズ名 公益財団法人広島県教育事業団発掘調査報告書
シリーズ番号 87
編著者名
編集機関
公益財団法人広島県教育事業団事務局埋蔵文化財調査室
発行機関
公益財団法人広島県教育事業団
発行年月日 20210129
作成機関ID
郵便番号 733-0036
電話番号 0822955751
住所 広島県広島市西区観音新町四丁目8番49号
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 箱山第1号古墳
遺跡名かな はこやまだい1ごうこふん
本内順位 1
遺跡所在地 広島県三次市向江田町
所在地ふりがな ひろしまけんみよししむこうえたまち
市町村コード 34209
遺跡番号 1930
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 344707
東経(世界測地系)度分秒 1325531
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.785277 132.925277
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20191015-20200122
調査面積(㎡)
340
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
古墳
時代
古墳
主な遺構
横穴式石室
主な遺物
須恵器
圭頭大刀
鉄刀
刀子
耳環
玉類
特記事項 無袖式の横穴式石室,圭頭大刀出土
遺跡名 箱山第2号古墳
遺跡名かな はこやまだい2ごうこふん
本内順位 2
遺跡所在地 広島県三次市向江田町
所在地ふりがな ひろしまけんみよししむこうえたまち
市町村コード 34209
遺跡番号 1931
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 344707
東経(世界測地系)度分秒 1325531
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.785277 132.925277
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20191015-20200122
調査面積(㎡)
160
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
古墳
時代
古墳
主な遺構
不明
主な遺物
須恵器小片2
特記事項 葺石をもつ二段築成の方墳か
要約  9基確認されている箱山古墳群のうち,第1・2号古墳の発掘調査を行った。第1号古墳は古墳時代後期に築造された古墳である。墳丘は東西約11.4m,南北13.6m以上の南北方向に長い楕円形の円墳で,南側に外護列石がある。埋葬施設は南側に開口する無袖式の横穴式石室で,全長9m以上である。玄室と羨道の間に仕切石がある。遺物は石室内で多くの須恵器・金属製品・玉類などが出土した。墳丘盛土・周溝でも須恵器が多く出土した。玄室南西隅で須恵器が集中し,玄室西側壁際で県内3例目の圭頭大刀が出土した。玄室床面の耳環・玉類の分布から2体以上の埋葬が想定される。羨道では大きめの須恵器が置かれた状態で出土し,葬送祭祀の様子が窺える。6世紀末~7世紀初頭頃に築造され,7世紀前半頃追葬が行われたと考えられる。被葬者はヤマト政権の支配下に入った三次地域の小首長層とみられる。また,須恵器生産に関係する集団の可能性がある。
 第2号古墳の墳丘は一辺10数mの方墳の可能性がある。墳丘傾斜に葺石があり,南辺は二段築成の可能性がある。時期は不明であるが,本古墳群の第5・6号古墳(前期~中期)に近い時期で,5世紀後半~6世紀前半の可能性がある。被葬者の性格は不明確だが,本古墳群の第4~6号古墳と同様に地域の有力層とみられる。

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