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京田遺跡4区

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/71228
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.71228
引用表記 出雲市市民文化部文化財課 2019 『出雲市の文化財報告39:京田遺跡4区』出雲市教育委員会
出雲市市民文化部文化財課 2019 『京田遺跡4区』出雲市の文化財報告39
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書名 京田遺跡4区
発行(管理)機関 出雲市 - 島根県
書名かな きょうでんいせきよんく
副書名 一般国道9号(出雲湖陵道路)改築工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書
巻次
シリーズ名 出雲市の文化財報告
シリーズ番号 39
編著者名
編集機関
出雲市市民文化部文化財課
発行機関
出雲市教育委員会
発行年月日 20190301
作成機関ID
郵便番号 6930011
電話番号 0853216618
住所 島根県出雲市大津町2760番地
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 京田遺跡4区
遺跡名かな きょうでんいせき
本内順位
遺跡所在地 島根県出雲市湖陵町常楽寺464-2ほか
所在地ふりがな しまねけんいずもしこりょうちょうじょうらくじ464-2ほか
市町村コード 32203
遺跡番号 b51
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 351814
東経(世界測地系)度分秒 1324118
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.303888 132.688333
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20161212-20170324
調査面積(㎡)
255
調査原因 道路建設
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
竪穴建物跡
配石土坑
土坑・柱穴
集石遺構
自然流路
主な遺物
縄文土器
縄文石器
動物遺存体
特記事項 北海道産水銀朱の付着した異形土器が出土。

遺跡名かな:きょうでんいせきよんく
要約  京田遺跡は、島根県出雲市湖陵町常楽寺に所在し、出雲平野西部の神西湖に注ぐ常楽寺川西岸の丘陵縁辺部に位置する。4-1区の発掘調査では、縄文時代後期中葉における複数の遺構や多量の土器・石器などの遺物を確認し、この時期に大きな集落が営まれていたことが明らかになった。
 遺構では、竪穴建物跡などの居住遺構のほかに、墓標と考えられる石を置いた土坑(配石土坑)や、注口土器を底面に埋納して深鉢の一部を上部に据えた土坑などを確認した。これらは葬送や祭祀に関連する遺構である可能性が高いと考えられ、居住遺構とあわせて縄文時代後期中葉の集落構造の様子がうかがえる。
 出土遺物には、この地域の後期中葉を特徴づける有文土器や、東日本の影響を受けた可能性が考えられる異形土器がある。異形土器は配石土坑の内部から出土した破片と周辺出土の破片が接合し、当時の埋納儀礼を知るうえで重要な資料となる。
 また、遺物のなかには水銀朱が付着するものがあり、そのうち配石土坑出土の異形土器などに付着した水銀朱を対象に硫黄同位体分析を実施した。分析の結果、北海道余市郡明治鉱山産である可能性が示され、当時の遠隔地との交流の様子が分かる貴重な情報を提供することになった。

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