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野田地区遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/25706
引用表記 (財)和歌山県文化財センタ− 2009 『野田地区遺跡』(財)和歌山県文化財センタ−
(財)和歌山県文化財センタ− 2009 『野田地区遺跡』
wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book ... 開く
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ファイル
書名 野田地区遺跡
発行(管理)機関 (公財)和歌山県文化財センター - 和歌山県
書名かな のだちくいせき
副書名 高速自動車国道近畿自動車道松原那智勝浦線建設に伴う発掘調査報告書
巻次
シリーズ名
シリーズ番号
編著者名
編集機関
(財)和歌山県文化財センタ−
発行機関
(財)和歌山県文化財センタ−
発行年月日 20091030
作成機関ID
郵便番号 640-8404
電話番号 073-433-3843
住所 和歌山県和歌山市湊571-1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 野田地区遺跡
遺跡名かな のだちくいせき
本内順位
遺跡所在地 和歌山県有田郡有田川町野田
所在地ふりがな わかやまけんありだぐんありだがわちょうのだ
市町村コード 303666
遺跡番号 38
北緯(日本測地系)度分秒 340354
東経(日本測地系)度分秒 1351202
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.0683 135.1978
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20060111-20060320
20060427-20060731
20070502-20070629
調査面積(㎡)
1478
調査原因 高速自動車国道建設
遺跡概要
種別
社寺
その他
時代
弥生
主な遺構
竪穴住居
主な遺物
弥生土器
特記事項
種別
社寺
その他
時代
古墳
主な遺構
溝(自然流路)
土坑
主な遺物
土師器
木製品(建築部材・家具・農具・紡績具)
特記事項 高床式建物建築部材
種別
社寺
その他
時代
奈良
平安
主な遺構
溝(自然流路)
主な遺物
土師器
黒色土器
須恵器
木製品(農具・服飾具・容器)
特記事項 平安時代の桧扇や犂などの木製品
種別
社寺
その他
時代
鎌倉
室町
主な遺構
溝(自然流路)
土坑
柱穴
主な遺物
瓦器
土師器
須恵器
国産陶器
輸入磁器
木製品(容器・工具)など
特記事項 瓦器の変遷を追える資料
要約 [野田地区遺跡 要約]
沖積地から河岸段丘にかけての地点でおこなった3箇年にわたる発掘調査において、弥生時代から中世にかけての各期の遺構・遺物がみつかった。沖積地では古墳時代初頭から室町時代にかけての溝(自然流路)が確認され、保存状態のよい豊富な木製品や土器類が出土した。古墳時代の高床式建物の建築部材や家具・紡績具、平安時代の犂・桧扇などは、県下的には唯一あるいは希少な資料である。また、弥生時代末から古墳時代中期にかけての土器類や、中世の瓦器には変遷を追える資料が揃っている。既往の調査では、平安時代の形代や中世の笹塔婆なども出土しており、調査区付近は神聖な場所であった可能性がある。段丘上では弥生時代後期の竪穴住居や中世の溝・柱穴が検出された。弥生時代の住居は、高地性集落の存続時期と併行しており、当時の社会背景を考える上で興味深い。段丘上には南北朝時代の宝篋印塔があり、付近にあったとされる観音寺との関係が指摘されている。調査ではお寺に関る遺構は見つかっていないが、出土した輸入磁器や瓦、瓦器椀あるいは既往の調査で出土している笹塔婆などは寺との関わりが考えられる。

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