広島藩大坂蔵屋敷跡3

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/141791
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.141791
引用表記 一般財団法人 大阪市文化財協会 2020 『広島藩大坂蔵屋敷跡3』一般財団法人 大阪市文化財協会
一般財団法人 大阪市文化財協会 2020 『広島藩大坂蔵屋敷跡3』
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書名 広島藩大坂蔵屋敷跡3
発行(管理)機関 (一財)大阪市文化財協会 - 大阪府
書名かな ひろしまはんおおさかくらやしきあと3
副書名 (仮称)新美術館建設工事に伴う発掘調査報告書
巻次 3
シリーズ名
シリーズ番号
編著者名
編集機関
一般財団法人 大阪市文化財協会
発行機関
一般財団法人 大阪市文化財協会
発行年月日 20200306
作成機関ID 27100
郵便番号 5400006
電話番号 0669436833
住所 大阪府大阪市中央区法円坂1-6-41
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 中之島蔵屋敷跡
遺跡名かな なかのしまくらやしきあと
本内順位
遺跡所在地 大阪市北区中之島4丁目
所在地ふりがな おおさかしきたくなかのしま4ちょうめ
市町村コード 27127
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 344121
東経(世界測地系)度分秒 1352938
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.689166 135.493888
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20171108-20180330
20180717-20190129
調査面積(㎡)
940
1565
調査原因 (仮称)新美術館建設
遺跡概要
種別
田畑
その他
時代
江戸
近代(細分不明)
主な遺構
礎石建物
堀割状遺構
盛土遺構
井戸
土壙
主な遺物
陶磁器
土師器
土製品
石製品
金属製品
動物遺存体
特記事項 広島藩大坂蔵屋敷の調査
要約  調査では17世紀前半から19世紀中葉までの5時期にわたる追構・遣物を検出し、蔵屋敷の成立期から幕末までの遺構の変遷を把握することができた。 注目される遺構としては、17世紀中葉に掘削された可能性のある堀割状遺構と、これに伴う大規模な盛土遺構を検出した。堀割状遺構の東では、後世の蔵屋敷「御殿」に先行するとみられる17世紀末~18世紀前半の礎石建物を確懃した。
 特筆される遺物としては、19世紀代の廃棄土堀から、「若森」・「作製」等の刻印を施した愛媛県産の菊間瓦、愛媛県産の砥部焼、鉄製の茶釜や土瓶を模した瓦質土器である広島県産の原村焼、徳島県産の大谷焼、瀬戸内系の焙烙などが出土した。これらの逍物は、広島藩が恵まれた海運を利用して、瀬戸内海沿岸各地より、産物を大坂蔵屋敷まで運搬して使用したことを示す貴重な資料といえる。また、近代前半に存在した府立大阪医学校の遺構からは、山口県山陽小野田産の硫酸瓶が出土した。

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