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弘川佃遺跡・弘川宮ノ下遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/25525
引用表記 滋賀県教育委員会事務局文化財保護課・財団法人滋賀県文化財保護協会 2007 『都市計画道路今津川線緊急地方道路整備事業に伴う発掘調査報告書:弘川佃遺跡・弘川宮ノ下遺跡』滋賀県教育委員会事務局文化財保護課・財団法人滋賀県文化財保護協会
滋賀県教育委員会事務局文化財保護課・財団法人滋賀県文化財保護協会 2007 『弘川佃遺跡・弘川宮ノ下遺跡』都市計画道路今津川線緊急地方道路整備事業に伴う発掘調査報告書
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ファイル
書名 弘川佃遺跡・弘川宮ノ下遺跡
発行(管理)機関 滋賀県埋蔵文化財センター - 滋賀県
書名かな ひろかわつくだいせき・ひろかわみやのしたいせき
副書名
巻次
シリーズ名 都市計画道路今津川線緊急地方道路整備事業に伴う発掘調査報告書
シリーズ番号
編著者名
編集機関
滋賀県教育委員会事務局文化財保護課・財団法人滋賀県文化財保護協会
発行機関
滋賀県教育委員会事務局文化財保護課・財団法人滋賀県文化財保護協会
発行年月日 20070300
作成機関ID
郵便番号 520-2122
電話番号 077-548-9780
住所 滋賀県大津市瀬田南大萱町1732-2滋賀県埋蔵文化財センター内
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
タイトル いわゆる「生駒西麓産」の胎土を持つ土器について
英語タイトル
著者
堀 真人
ページ範囲 321 - 332
NAID
都道府県
時代
文化財種別
遺跡種別
遺物(材質分類) 土器
学問種別 考古学
テーマ 資料紹介
他の電子リソース
引用表記
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抄録(内容要約)
所収遺跡
遺跡名 弘川佃遺跡
遺跡名かな ひろかわつくだいせき
本内順位
遺跡所在地 滋賀県高島市今津町弘川
所在地ふりがな しがけんたかしましいまづちょうひろかわ
市町村コード 252123
遺跡番号 522-016
北緯(日本測地系)度分秒 352412
東経(日本測地系)度分秒 1360147
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.4065 136.0268
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20030302-20050318
調査面積(㎡)
4842
調査原因
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
落ち込み
流路
住居
土坑等
流路
住居
土坑等
主な遺物
土器
石器
石器
特記事項
種別
集落
時代
飛鳥白鳳
主な遺構
竪穴住居
掘立柱建物
掘立柱建物
主な遺物
須恵器
土師器
土師器
特記事項
種別
集落
時代
平安
鎌倉
南北朝
室町
主な遺構
掘立柱建物
土壙墓等
土壙墓等
主な遺物
土師器
灰釉陶器等
灰釉陶器等
特記事項
遺跡名 弘川宮ノ下遺跡
遺跡名かな ひろかわみやのしたいせき
本内順位
遺跡所在地 滋賀県高島市今津町弘川
所在地ふりがな しがけんたかしましいまづちょうひろかわ
市町村コード 252123
遺跡番号 522-013
北緯(日本測地系)度分秒 352400
東経(日本測地系)度分秒 1360147
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.4032 136.0268
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20030302-20050318
調査面積(㎡)
4842
調査原因 道路整備(都市計画道路今津川線)
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
落ち込み
流路
住居
土坑等
流路
住居
土坑等
主な遺物
土器
石器
石器
特記事項
種別
集落
時代
飛鳥白鳳
主な遺構
竪穴住居
掘立柱建物
掘立柱建物
主な遺物
須恵器
土師器
土師器
特記事項
種別
集落
時代
平安
鎌倉
南北朝
室町
主な遺構
掘立柱建物
土壙墓等
土壙墓等
主な遺物
土師器
灰釉陶器等
灰釉陶器等
特記事項
要約 [弘川佃遺跡 要約]
縄文時代から室町時代に至る集落跡が検出された。縄文時代の集落では、特に落ち込み・流路といった遺構から大量の土器および石器が出土している。土器の中には、搬入品と思われるものや水銀朱で装飾したり、加工・貯蔵したものと思われるものがある。水銀朱の例としては原産地を除くと初期のものと位置づけられるものである。石器では、頁岩製の石器や剥片が目立ち、当遺跡内で製作していた可能性をうかがわせるものであった。飛鳥時代の集落では、竪穴住居が集中して検出されている。これらの竪穴住居は、遺存状態が良好で、壁溝・かまど・入り口などの屋内施設が復元できるような状況であった。また、平安時代〜室町時代に至る掘立柱建物の変遷が追える。そして、周辺遺跡の状況から、条里形成から集村にいたる景観を復元することができ、石田川右岸地域の遺跡の動態を明らかにすることができた。これらの状況は、当遺跡が立地する北陸道と若狭街道の分岐点という交通の要衝であることが大きく関わっていると考えられ、それは、時期を問わず変わらないことが判明した。 
[弘川宮ノ下遺跡 要約]
縄文時代から室町時代に至る集落跡が検出された。縄文時代の集落では、特に落ち込み・流路といった遺構から大量の土器および石器が出土している。土器の中には、搬入品と思われるものや水銀朱で装飾したり、加工・貯蔵したものと思われるものがある。水銀朱の例としては原産地を除くと初期のものと位置づけられるものである。石器では、頁岩製の石器や剥片が目立ち、当遺跡内で製作していた可能性をうかがわせるものであった。飛鳥時代の集落では、竪穴住居が集中して検出されている。これらの竪穴住居は、遺存状態が良好で、壁溝・かまど・入り口などの屋内施設が復元できるような状況であった。また、平安時代〜室町時代に至る掘立柱建物の変遷が追える。そして、周辺遺跡の状況から、条里形成から集村にいたる景観を復元することができ、石田川右岸地域の遺跡の動態を明らかにすることができた。これらの状況は、当遺跡が立地する北陸道と若狭街道の分岐点という交通の要衝であることが大きく関わっていると考えられ、それは、時期を問わず変わらないことが判明した。 

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